2016年07月10日

自民改憲草案・国民の義務

現行憲法では国民が守る義務は3つですが、
自民党の改憲草案ではなんと30以上の義務があります。
それを列挙したツイートをご紹介しておきます。




現行憲法は「立憲主義」という考えにもとづいています。
これは権力も人間が構成するから間違えることもある、
それで権力を濫用しないための歯止めとして、
権力者に守らせるものが憲法という考えです。
権力を対象としたものゆえ、国民が守る義務は数が少ないことになります。

立憲主義は現在の国際社会における憲法や法規の
唯一のありかたとなっていること、立憲主義が確立したのは
一朝一夕ではなく、長い時間をかけて膨大な議論や実践を
重ねての上であることは、言うまでもないことだと思います。

「【憲法特集】平和な社会 9条が要に 中野上智大教授」
憲法は戦後の民主主義にとって最大にして最後のとりでです。
憲法や立憲主義とは、人類が国家権力にたがをはめて、
人の尊厳が守られるよりよい社会をつくる理想を掲げたものです。

「小林節さんに聞いた(その1)」
編集部 専門家と言われる人たちの中にも、
「立憲主義という見方もあるけれども…」という、
あくまで、立憲主義が、一つの見方だというような言い方をする人がいますよね。


小林 一つの見方って、それしかないんだけどね(笑)。
彼らは、歴史に学んでいないんです。
人間というのはみんなで共同生活をするに当たって、
専門の管理会社みたいなもの、国をつくるわけです。
人間は一人ひとりバラバラでは生きていけないから、
国家というサービス管理会社がある中で共同生活をして生きていくわけです。
そうすると、国家というものは、個人の次元を超えた
強大なる統制権を持たないと、交通違反一つだって取り締まれない。

かつては、その強大な権力を、一人の個人や家が独占していた時代がありました。
すると例外なく、権力は堕落していきます。
それは人間が不完全なものだからです。
そういった失敗の歴史を経て、我々は学び、長く放っておけば必ず堕落する
権力というものに、たがをはめるために、憲法が作られたものなのです。


自民党の改憲草案は、立憲主義にもとづかず、
権力者が国民を従わせる手段として憲法を考えています。
憲法の目的を完全に取り違えているということであり、
それゆえ国民の守る義務がやたら多いことになります。

「自民党・改憲の解説漫画」



posted by たんぽぽ at 09:13| Comment(0) | 法律一般・訴訟 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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