2016年07月04日

日本会議・ミソジニーの本質

メインブログの7月4日エントリで、日本会議の活動の中心は
「オンナコドモは黙っていろ」であることをお話ししました。

「菅野完さんの、日本会議がやってきたことは『女子供は黙ってろ』運動だ」
(はてなブックマーク)

さらに大事なこととして、メディアや一般社会も
「オンナコドモのことはくだらない」と思って、
日本会議を放置してきたという問題があります。
これが日本会議が強大化した原因のひとつだからです。



外国ではミソジニーやマチズモに対して、
「オンナコドモのことだからくだらない」なんて思わないで、
メディアや識者は批判をするのではないかと想像します。
(日本よりはずっと批判すると思います。)

こう思ったのは「日本会議の本質はおっさんのミソジニー」
と言われて、外国メディアの記者はわりとすぐ理解するけれど、
日本の中高年男性の記者は最後まで理解しないからです。


フランスでは家族政策はつねに重視されると言いますから、
「オンナコドモのこと」を「くだらない」と
一般社会が考えない国が存在することは確かでしょう。

「フランスの家族政策」
「フランスの家族政策(2)」


欧米の民主主義国では批判されるジェンダー差別を、
日本では「オンナコドモのことだからくだらない」と思って
ろくに批判しないでいることになりそうです。

差別に対するかかる姿勢の違いが、ジェンダーギャップ指数に
代表される、日本のジェンダー分野における孤立的立ち遅れを
作り出す原因のひとつだろうと思います。

「男女平等指数2015年」
「日本だけ特異的な...」

(違いの本質は「差別を批判する人がいるか」であって
「差別する人がいるか」ではないということだと思います。
「差別する人」は日本でも欧米の民主主義国でも、どこにでもいるでしょう。)



関連エントリ:

「日本会議・ミソジニーの本質」



posted by たんぽぽ at 22:38| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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