2016年06月05日

民法改正を求める院内集会

だいぶ前のことで恐縮ですが、4月13日にmネットが主催の
民法改正の院内集会があったのでした。
これを少し見ておくことにします。


「「選択的夫婦別姓の実現まで一緒に戦っていく」山尾政調会長 」

「【国会】選択的夫婦別姓導入へ民法改正を/超党派院内集会へ参加」



今年2016年は法制審議会の答弁から20年ということを意識しています。
20年たってもぜんぜん実現の見通しがないのは、
ひとえに反対派の抵抗が強烈だからです。
彼らの信奉する「家族思想信仰」は、一般的な宗教よりも
社会に対する影響が強いことにほかならないです。

「法制審答申から20年、民法改正を求める院内集会」が13日、
国会内で開かれた。
この集会は、1996年2月に法務大臣の諮問機関の法制審議会が
選択的夫婦別姓を可能とする法律案要綱を答申したにもかかわらず、
いまだに実現していないことに対して、早期の成立を目指し
NPO法人ネット・民法改正情報ネットワークが
各党に呼びかけて開催したもの

参加した議員が107人というのは多いほうだと思います。
こんなにたくさん参加したのかといささか意外でした。

民法改正に向けて情報を発信する「mネット・民法改正情報ネットワーク」は
13日、選択的夫婦別姓制度導入などの民法改正を求めて院内集会を開き、
超党派の国会議員など107人が参加しました。


夫婦同姓の強制が合憲という最高裁判決が出たことは、
選択的夫婦別姓の実現を絶望的にしたと思います。
選択的夫婦別姓を望むかたこそ「日本死ね」と言って
よいのではないかと思います。

「同姓強制の合憲と家族思想」
「同姓強制の合憲と家族思想」

集会では、民法改正をめぐる動きについて確認した後、
夫婦同氏を定める民法750条が憲法や条約上の
権利・自由を侵害しているなどとして2011年2月に国を被告として
国家賠償請求訴訟を起こした原告団の女性の1人があいさつに立った。

「政治に失望したからこそ司法に訴えざるを得なかった。
ところが(2015年最高裁大法廷判決を受けて)
また司法から投げ返されてしまい、かなり落胆した。
今後は政治の世界で実現していただくしか方法がない」と
各党代表者に実現を求めた。


特筆するのは、民進党の山尾志桜里政務調査会長が
前面に出てきたことだと思います。
「保育園落ちた日本死ね」国会の質疑で取り上げたことで、
一躍注目の議員となったことが大きいです。

山尾政調会長は、原告をはじめ、裁判に取り組んできた関係者への
謝意を示したうえで、「けっして無駄なことはなく、
これで試合終了ではない。試合再開のホイッスルを鳴らしてもらった。
ボールは立法府に戻り、本来あるべき姿だと思う」と語った。

そして「民進党(民主党)は過去10数年、
選択的夫婦別姓法案を国会に出し続けている。
この国会でも提出し夫婦別姓と婚姻年齢を議論の俎上(そじょう)に
載せて正当性を訴え、この別姓の問題をしっかり実現するまで
一緒に戦っていきたい」と力を込めた。

最高裁から投げ返されたボールは、政府・自民党は拾わず、
ほとんど投げ返す力のない野党が拾った感じです。
今後、選択的夫婦別姓が実現するのはいつになるかと思います。

自民党が政権を取っているあいだはかなりの確率で無理でしょう。
次に民進党が政権を取ってからになるでしょうし、
それはどれだけ先のことになるのか思います。
「試合再開のホイッスル」と言っても、
決着がつくまでかなりの長丁場の試合になりそうです。


民主党が政権を取っているあいだ、一度も民法改正の
法案提出がなかったことが、わたしには気がかりです。
政権を取った最初のうちは意気込みはあったのですが、
亀井静香の閣議決定反対で法案提出できずじまいだったのでした。
政権の後半は反対派の抵抗や選挙に響くことを恐れて
民法改正には消極的になったのでした。

民進党が政権を取るまでのビジョンはもちろん、
政権を取ってから選択的夫婦別姓法案の
閣議決定と法案提出はできるのか、反対派の抵抗に対して
ちゃんと対処できるのかを、はっきりさせてほしいと思います。


院内集会の動画。

(短い)


(長い)


集会の様子の画像も載せておきます。




付記:

5月12日の民進、共産、社民、生活の4野党共同による
選択的夫婦別姓法案の提出は、提出政党のすべての議員が
賛成者となっているとあります。

「【国会1】4野党が民法改正案を提出 5月12日」
 衆議院の民進、共産、生活、社民の野党4党は5月12日、
民法改正 案を提出しました。

議員立法案の提出者は以下のとおりですが、
今回は、提出政党の全議 員が賛成者となっています。
【提出者】
井出庸生  逢坂誠二   山尾志桜里  枝野幸男
畑野君枝  高橋千鶴子  玉城デニー  吉川 元

民主党には民法改正の反対派議員が少しいて、
しばしばゆゆしいことになっていたのでした。
今回の法案提出ではそういうこともないみたいで、
民進党内の足並みが揃っているみたいです。

野党各党のあいだでは選択的夫婦別姓の実現をなんとかしなければ、
という意識は、それなりに高まっているもののようです。



posted by たんぽぽ at 16:06| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください