「選択的夫婦別姓の法案提出 民進、共産など4野党」
産経の記事は短いので全文引用します。
民進、共産、社民、生活の4野党は12日、
結婚後も夫婦が別々の姓を名乗れる選択的夫婦別姓制度を
導入するための民法改正案を衆院に共同提出した。
法施行から2年間は、既に結婚している夫婦でも
両者が合意すれば結婚前の姓に戻せる。
子供の姓は出生時に夫婦間で決める。
家庭裁判所に判断を求めることもできる。
女性の再婚禁止期間を現行の6カ月から100日に短縮し、
女性の結婚年齢を男性と同じ「18歳以上」に引き上げることも盛り込んだ。
昨年6月に当時の民主党など野党が同様の法案を参院に提出したが、廃案になった。
女性の再婚禁止期間を100日に短縮する民法改正案は
政府も国会提出し、今国会での成立を目指している。
最高裁が昨年12月、100日を超える禁止期間を
「過剰な制約」として、違憲と判断していた。
与党・自民党は例年通り無視して審議しないでしょう。
彼らの奉じる「家族思想信仰」に真っ向から反するので認められないが、
まともに議論したら絶対にかなわないからです。
いつも格好だけの提出だけで、年中行事のようなものです。
野党の法案提出は毎度毎度廃案なので、ああまたかというのが正直な感想です。残念ながら・・。 / “【夫婦別姓】選択的夫婦別姓の法案提出 民進、共産など4野党 - 産経ニュース” https://t.co/9e22AkjKlD
— Akiko Orita (@oritako) 2016年5月12日
野党による民法改正法案の共同提出という「年中行事」は、
昨年2015年に「復活」したのでした。
民主党は長年公約にしていながら、与党時代に一度も
民放改正法案を提出しなかった「実績」があります。
それゆえ無力な野党になってから法案提出をしたところで、
なにになるのかと思いましたよ。
「民法改正法案6年ぶり提出」
@pissenlit_10 民主党になって今度こそ!と思ったら全くかなわなかった絶望感。
— Akiko Orita (@oritako) 2016年5月13日
民主党政権に意気込みがあったのは最初だけでした。
あとのほうは、世論の反発や政権内の反対派を恐れて
法案提出なんてぜんぜんできない状態でした。
それでも亀井静香が閣議決定に反対しなければ
状況は違っていたかもしれないという思いはあります。
格好だけでまったく無力な「年中行事」であっても、
法案提出しないよりはしたほうがずっとよいことは確かです。
野党各党がまだ民法改正のことを覚えていて、
姿勢が変わっていなくて一致できることが確認できるだけでも、
ましと言えるのかもしれないです。
【夫婦別姓】選択的夫婦別姓の法案提出 民進、共産など4野党 https://t.co/ikAdz5KnRN 形だけの恒例行事みたいなものだけど、この法案を出すと、離合集散した政党も「(最後の一線までは)変質していないんだ」という安心のバロメータにはなるな。
— ラビニア (@IsSheW) 2016年5月12日
2015年は共同提出の参加したのは、
民主、共産、社民と無所属で、維新は入っていなかったのでした。
今年は維新が分裂した残りが、民主と合流して
民進党になって共同提出に参加しているからです。
わたしのブログにコメントありがとうございます。
>どこへいったんでしょうか・・
ボールはだれも受け取っていないと思います。
(どこかそのへんに転がっていそうです。)
最高裁も自分の投げたボールが受け取られるとは、
思っていないのではないかと思います。