2016年04月09日

保育士の賃金増額の署名

3月30日に保育士の賃金を5万円引き上げることを要求する
署名が集められ、厚生労働省と内閣府に提出されました。

「保育士給与のために、一人当たり月5万円増額してください!」

change.orgの電子署名で、いくつかメディアの記事になっています。

「保育士ら処遇改善訴え 国に署名提出「給与5万円増額を」」
「保育士ら処遇改善訴え 国に署名提出「給与5万円増額を」」(全文)
「署名、自民「待った」 「5万円増」求め2.8万人分 厚労相に対応させず」
「保育士の待遇改善求める署名提出 
厚労相自ら「受け取りたい」と発言したが... 【 #保育士辞めたの私だ 】」



「保育士の給与を1人あたり月額5万円増額してください」。
ネット上の呼びかけに賛同した署名約2万8千人分が30日午後、
衆院議員会館で厚生労働省と内閣府の担当者に手渡された

3月24日に民進党ほか野党が、保育士の賃金増額法案を
1万円引き上げから5万円引き上げに急遽増額幅を広げたのでした。
この電子署名の影響もあるのかもしれないです。
署名は3月の初めにはすでに始められていました。



3月21日エントリで少し触れましたが、
政府、自民党案は2%(約4000-5000円)の引き上げです。
野党の最初の案の10000円よりさらに少ないです。
ぜんぜん対策にならないもうしわけ程度以下のレベルです。

政府・与党は月額2%(4000〜5000円)の増額を
検討しているが、財源問題もあって大幅な上積みは難しい。
民進党など野党が、ほぼ10倍の5万円引き上げ法案を
国会に提出したことに、自民党は神経をとがらせている。




この電子署名、塩崎恭久厚生労働大臣は直接受け取らず、
担当者が代わりに受け取ったのでした。
塩崎恭久厚労相は最初自分で受け取ると言ったのにもかかわらずです。

しかし、塩崎厚労大臣がみずから「受け取る」と言われたのに
受け取りに現れなかったこと、また署名とコメントの束を
提出したにすぎないため、まだまだ不完全燃焼だと感じています。
署名は引き続き集めます。
次は塩崎大臣ご自身に受け取って頂きたく思っています。

塩崎恭久厚労相は自民党幹部から釘を刺されたみたいです。
「野党のやりかたにいつまでも付き合うな」とのことです。
「野党に主導権を取られたくない」「夏の参院選対策で、
野党に点数を与えたくない」という、いたって政局的な動機です。

前回、山尾氏の要望を受け入れた塩崎氏は、自民党幹部から注意された。
党内では「野党のやり方にいつまで付き合うのか」と不満がくすぶっている。
30日は結局、厚労省職員が署名を受け取った。
政府・与党は28日に発表した待機児童問題の緊急対策で、
保育士の待遇改善を中長期的課題にとどめており、
夏の参院選前に「敵に塩を送る」のを嫌ったとみられる。


自民党・安倍政権はこれでも匿名記事「保育園落ちた」の
反響の大きさに驚いて急遽対策を講じることにしたのでした。
それでも野党との対抗を優先して、待機児童や保育士の問題を
もうしわけ程度の対策でお茶を濁そうというわけです。

野党と対抗したいなら、野党より優れた対案を出して、
自分たちの政策の優位性を示すのが本来だと思います。
自民党はなぜか野党以下の政策にとどめるという
逆行したことをする、よくわからないことをするわけです。

それだけ家族政策を軽視しているということだと思います。
保育士の対策に力を入れると、かえって選挙で不利になると
思っているところに、彼らのこの問題に対する認識が
とりわけよく現れていると思います。



posted by たんぽぽ at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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