議員や議員秘書向けの託児施設があります。
東京都の認可保育所のひとつで、一般の方も利用できます。
「保育園落ちた」を国会で追及した山尾志桜里議員が
この託児施設を利用したことがあるということが、
なにか問題があるかのように書いている記事があるのですよ。
「議員会館内に豪華保育所 山尾志桜里氏ら議員や秘書達も恩恵」
託児施設の設備や所在地についても記事で書かれています。
キッズスクウェア永田町──衆院第二議員会館の地下3階に、
そんな文字がドアに書かれた部屋がある。
東京都の認証保育所(※注)で、総面積は約275平方メートル。
屋外には154平方メートルの天然芝の園庭を備え、
0歳児(生後57日)から就学前まで定員は34人。
午前8時~午後9時まで預けることが可能だ。
この託児施設は、2000年に橋本聖子の出産をきっかけに
作られた超党派の議連が推進し、2010年9月に開設しました。
2009年には与野党のあいだですでに決まっていたことです。
もともとは自民党の橋本聖子氏の出産(2000年)をきっかけに
超党派の「国会に保育所を!推進議員連盟」が発足し、
2010年の議員会館建て替えに合わせて実質的な
「国会保育所」として開設された。民進党の議員秘書が語る。
議員会館内に豪華保育所 山尾志桜里氏ら議員や秘書達も恩恵 https://t.co/hUoN4p5Pj8 …
— 三宅雪子(野党共闘!) (@miyake_yukiko35) 2016年4月4日
「これで保育園落ちたなんてやってんだからなw」→2009年山尾議員や私が当選したときに「与野党で」すでに決まっていたことです。これまで山尾叩きの材料にするのは無理筋。
次の記述を見ると、山尾志桜里が永田町の託児施設を利用したことが、
なにか問題があるとでも言いたげな様子です。
わたしに言わせればなにが問題なのかわからないです。
だが、署名に応じた2万人以上のママたちのほとんどが、
実は議員会館の中に高度なセキュリティで守られた「豪華保育所」があり、
山尾氏はじめ国会議員、秘書たちが恩恵を受けてきたことを知らないだろう。
国会議員向けの託児施設が設けられ、
実際に利用できるのは、単純に望ましいことです。
でないと子どもを持つ女性が議員になりにくくなるからです。
自分たちの民意を代弁する人が代議士になりにくいことで、
子どもを持つ世代の女性にとって不利になるでしょう。
それでなにが問題なのだ? 自分たちだけ完備された託児施設を利用しながら、一般市民の保育所不足に無理解で無関心だったら、そちらのほうこそ問題だろう / “議員会館内に豪華保育所 山尾志桜里氏ら議員や秘書達も恩恵│NEWSポストセブン” https://t.co/GJFdeAaGSj
— たんぽぽ (@pissenlit_10) 2016年4月5日
自分は完備された託児施設を利用しながら、
一般市民の保育所不足に無理解や無関心だとしたら、
そちらのほうこそ問題があるでしょう。
山尾志桜里はそのような態度とはまったく対称的であり、
むしろ評価されることだと言えます。
自分たちは通称使用の恩恵をふんだんに浴していながら、
選択的夫婦別姓に反対する女性議員が自民党にはいます。
彼女たちこそ「自分さえよければいい」という
態度であり、問題にすることだと思います。
「旧姓併記のパスポート」
「夫婦別姓と女性閣僚たち」
山尾志桜里はこのような自民党の別姓反対派議員とは
ぜんぜん違ってまったくよかったと思います。
ところがある種の人たちは、
保育所はほとんど女性だけ必要なことであり、
基本的に女性の問題になると、
思っているみたいです。