2016年02月21日

結婚改姓したときの気持ち

少し前ですが、「ママスタ」で結婚改姓したときの
気持ちについての記事があります。
実際に改姓した気持ちについて訊くことは
案外ないように思うので、見てみたいと思います。

「結婚して苗字が変わったときの気持ち、おぼえていますか?」

「苗字が変わってうれしかった!」というかたと
「苗字が変わってちょっと悲しかった・・・」というかたの
具体的な意見をいくつか紹介しています。



「苗字が変わってうれしかった!」というかたが4例挙がっています。
意外性はないですが、こういうかたはまだまだ
たくさんいらっしゃるということです。

この中には完全に婚氏しか使わないのではなく、
仕事では旧姓を使って「通称使用」しているかたがいる、
ということを特筆しておきたいと思います。

『苗字変わってうれしかったけどな~。仕事では旧姓を使ってるけど、
会社の電話帳には旧姓も新姓も書いてあるから困ったこともない。
しいていえば、書類によって印鑑が変わるから
印鑑を2つ持ち歩くのが面倒なくらいかな』


「苗字が変わってちょっと悲しかった・・・」というかたが3例あります。

『ちょっとずれますが、自分が結婚して3ヶ月後に祖父がなくなって、
葬儀で親族の名前を読み上げるとき結婚した自分は後の方の
しかも旦那の後に読み上げられて、なんだか悲しかった(血の濃い順に読み上げる)。
マリッジブルー? だったからか急に他人になってしまったみたいで、
なんで結婚しちゃったんだろうとかそんなことばかり考えてた』

冠婚葬祭の習慣は「旧式」のままのものが多いので、
席次では女性を後回しにするなど、女性差別的な要素が残っていて、
家族や結婚について改めて意識させる機会にもなったりします。

『結婚するときに戸籍をみたのね。
それまで結婚したら元々の戸籍から私の名前は消えて白紙になると思ってた。
けど実際は、父誰々、母誰々の長女は何年何月何日に
結婚して誰々という名前になり、離脱って書き方で。
自分の名前が残ってたからうれしかったな。無性に安心したのを覚えてる』

戸籍は抜けたあとも記録に残ります。それゆえ戸籍をたどると、
その人がどのように移動したかが、確認できることになります。
それが戸籍の役目のひとつでもあります。

『私本気で旧姓に戻したい! 旦那の姓になってるけど、
妻の旧姓に夫婦で変えることもできないんだよね? 
名前変えるときみたいな、それ相当の理由がなきゃダメだよね?』

離婚して妻が旧姓に戻し、再婚のとき妻の名字を選ぶ
という、ふたつの手続きが必要だと思います。
ひとつの手続きで行なうのは無理なようです。


ここで回答しているのは、結婚改姓して婚氏を使う
生活が一応定着しているかただろうと思います。
こういうかたは表面的には現行の同性強制に不満がなく、
納得して結婚改姓していると見なされがちです。
それでも改姓したときは不満や不便があったとか、
いまでもその気持ちが残っていることはあるということです。

改姓に対する不満や不便がもっと強いかたは、
もちろんもっと積極的に非改姓結婚を望むことになります。
そこまで非改姓結婚の動機が強くないかたも含めれば、
結婚改姓の「見えない犠牲」はかなり多いだろうと思います。


最初にある
「夫婦別姓についてどう思う?」という質問では
「賛成」が72%、「反対」が28%という結果に。
は「ウートピ」のアンケートのことです。

「非改姓結婚希望が6割以上」

夫婦別姓についてどう思う?
ウートピのアンケートでは結婚改姓したくないという方が
6割以上いたということが、とても特徴的でした。
「結婚して苗字が変わってうれしい」というかたは、
だんだんと少なくなっているのでしょう。

夫婦別姓が可能になったら、あなたは?


posted by たんぽぽ at 17:33| Comment(5) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
夫婦同姓を強制する人達の意見がすごい。

「苗字が同じでないと家族の絆が薄れる」
→苗字が同じだろうが不仲な家庭はたくさんある。同姓のお嫁さんをよそ者扱いする話は多くあるし、自分の子が結婚して姓が変わったら嫌いになるのか? 

「夫婦別姓の家庭の子はいじめに遭う」
→自分はそういう理由でいじめをする人間だと宣言してるだけ。それよりも多様性を尊重するよう教育すべき。
例えば「有色人種差別があるから、有色人種は生まれて来たら可哀相」なんて通るでしょうか・・・

「私は主人の姓になって嬉しい。改姓して困ったことは一度もない(だから他人も別姓ダメ)」(名誉男性でしょうか)
→改姓が負担になる人もいる。とんでもないファシズム。

「別姓を要求する奴は朝鮮人に決まってる」
→何の根拠もない。笑止。

選択制別姓を望んでいる人たちは、何も強制などしていませんのにね・・・
Posted by 好緒 at 2016年02月29日 17:14
夫婦別姓の問題と同時に、男性が妻の姓になることへの偏見も解消したいです。

妻の姓に変えている男性に対して、ほぼ確実につくのが「尻に敷かれて可哀相」というコメントです。

これは、女性に対する侮辱でもあります。
「女のくせに夫に改姓させるなんて、気弱な男性に威張っているに違いない」という思想が透いて見えています。

「己を以て人をはかる」と言いますが、女性に改姓させて優越感を感じているから、立場が逆転した男性に「可哀相」という感情を持つのでしょう。

妻が改姓することにこだわらない男性もいるようですが、ほぼ100%女性が改姓する現状では黙ってならえ右をしてしまうようです。
考え方を変えれば、改姓する自由を奪われているとも言えます。

主夫も都市伝説級じゃなくなりましたし、男性が改姓しても何もおかしくない社会になればと思います。
Posted by 好緒 at 2016年02月29日 17:37
好緒さま、こちらにコメントありがとうございます。

 
>夫婦同姓を強制する人達の意見がすごい

彼らの基盤となっている思考は、
国家による家族管理、すなわち「あるべき家族」の強要です。
わたしが「家族思想信仰」と呼んでいるもので、
一種の宗教とも考えられるものだと思います。
http://lacrima09.web.fc2.com/teardrops/religion/religion.html

この「信仰」は、自分たちの「あるべき家族」に
当てはまらない家族形態を「異教徒」として排除します。
夫婦別姓は「異教徒」なので、問答無用で否定されることになります。
「異教徒」を排除するところまで、彼らの「信仰」にとって
必要だということのようです。
http://lacrima09.web.fc2.com/teardrops/religion/pagan.html


>「苗字が同じでないと家族の絆が薄れる」

彼らが「家族のきずな」と呼んでいるものも、
「信仰が維持された状態」のことです。
ようは「異教徒が入り込むと信仰が崩れる」の言い換えということです。
http://bit.ly/1SkBdTQ

名字と「家族のきずな」に関しては、こんな調査もありますね。
夫婦同姓を強制する日本が、他国から群を抜いて
子どもが孤独を感じて、親から愛されてないと思っている。
http://bit.ly/1Y4INSV


>「夫婦別姓の家庭の子はいじめに遭う」

自分の偏見の投影ですね。
自分が夫婦別姓の家庭の子をいじめかねないということでしょう。
http://lacrima09.web.fc2.com/teardrops/against/child.html

>「私は主人の姓になって嬉しい。改姓して困ったことは一度もない
>(だから他人も別姓ダメ)」

自分はよくてもほかの人はよくないことがわかってないという、
よくある「自分と他人の区別ができない」人ですね。

>「別姓を要求する奴は朝鮮人に決まってる」

自分が「悪」だと思っていることは、
朝鮮から来るという、ネトウヨ的思考の産物ですね。
国際結婚は原則夫婦別姓であることを知らない、
ということもあるでしょう。
http://lacrima09.web.fc2.com/teardrops/against/foreign.html
Posted by たんぽぽ at 2016年03月03日 21:33
>夫婦別姓の問題と同時に、男性が妻の姓になることへの偏見も解消したいです

この偏見も抜きがたいものがありますね。
改姓の圧力を受けないことが「既得権」とされているので、
余計に偏見が抜けにくいというのもありそうです。

ありがちなのは「男性の改姓=婿養子」だと思います。
婿養子という制度が現行民法にないという
法的理解の問題もあるのでしょうが、
男性の改姓がそれだけ珍しく、特別な事情があると
思われるということでもあると思います。


>女性に改姓させて優越感を感じているから、
>立場が逆転した男性に「可哀相」という感情を持つのでしょう

相手の女性に改姓をさせられるというのも
男性の「既得権」になっているのですよね。
ある種の男性が選択的夫婦別姓に反対するのは、
この「既得権」が失われるからだと思います。
http://bit.ly/22a9CIx
http://bit.ly/1IWnqjo

前に男性が改姓することについてアンケートがあったのですが、
やはりというか反発する人もいるのですよね。
改姓させて自分の名字を名乗らせる方が
「優位」という意識があるということだと思います。
http://taraxacum.seesaa.net/article/298124886.html
Posted by たんぽぽ at 2016年03月03日 21:41
好緒さま、
コメントはできるようになったみたいです。

コメントできなかったのは、
おそらく禁止ワードが入っていたためと思います。

お返事が遅くなって申しわけないです。
Posted by たんぽぽ at 2016年03月03日 23:18
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