結婚しても名字を変えない女性が6割以上となったのでした。
「「夫婦別姓」が可能になったら「苗字を変えない」女性が6割以上!」
「首都圏で働く30代女性向けサイト『ウートピ』にて
読者900人がアンケートに回答 夫婦別姓に7割が賛成
「家族の絆に同姓かどうかは関係ない」」
「夫婦別姓についてどう思う?」
「夫婦別姓が可能になったら、あなたは?」
夫婦別姓に関係するアンケートはふたつあります。
1. 「夫婦別姓についてどう思う?」
2. 「夫婦別姓が可能になったら、あなたは?」
となっています。
1.制度として選択を認めるかと、2.自分の希望はどうか、ということです。
1.は賛成が72%、反対が28%、2.は賛成が63%、反対が37%です。
選択的夫婦別姓制度に賛成のかたが7割以上というのは、
ほかの調査でも見られますが、自分が非改姓結婚を選ぶと
回答したかたが6割以上というのは、ほかにないと思います。
アンケート対象はウートピの読者ですが、
「20-30代の首都圏で働く女性」となっています。
未婚、非婚のかたも多く回答していると思われるので、
結婚改姓は不便であり、結婚してもいまの名字を変えたくない、
というかたもたくさんいるのだろうと思います。
2015年3月に行なわれた、日本経済新聞の既婚女性対象の世論調査では、
選択的夫婦別姓制度に賛成は77%で、ウートピの世論調査と同程度ですが、
自分が夫婦別姓を選ぶのは15.8%だったのでした。
「選択的夫婦別姓」本社調査 働く既婚女性「賛成」77%」
この調査はすでに結婚改姓しているかたも多いので、
いまから選択的夫婦別姓が認められても、
婚姻前の名字に戻すのはかえって不便というかたも多く、
「あたらめて別姓にしない」が48.7%を占めたものと思います。
ウートピのアンケートを見たところ、これから結婚する
女性のあいだでは、結婚しても名字を変えたくない
というかたがかなり多く、6割以上はいることがわかりました。
全年齢対象、男性も含め、未婚、既婚の別なく対象にした調査で、
希望者が2割に満たないことを理由に「少数派」扱いされる
夫婦別姓ですが、「これから結婚する若年女性」という
「結婚当事者」にかぎると、実は多数派であると言えそうです。
こんなもん無ければ問題は全て無くなります
現時点では、婚姻に対して法的、制度的な一定の保障を
与えることは妥当性と必要性があるので、
政府はすべての婚姻に対して、いかに公平にインフラを
整えるかを考えるほうが、現実的だと思います。