「夫婦別姓なんて求めているのは少数派だから、選択的夫婦別姓なんていらない」 『実際に制度が導入されたら別姓を選択したいという意見は、決して一部の少数派ではないようですが…』 「それは大変だ。夫婦別姓にする夫婦が多数派だとしたら、家族の絆が破壊される。夫婦別姓反対!」
— じこぼう (@kinkuma0327) 2016, 1月 5
本来なら「少数なら社会全体への影響はわずかだから認めてよい」
「多数なら当然認められるべき」となるはずです。
非共存派のやっていることはまったく逆と言えます。
非共存派たちは、内閣府の世論調査で反対(非共存)が
多いことを理由に、選択的夫婦別姓の導入に反対してきたのでした。
2001年の世論調査では、賛成(共存)42%、反対(非共存)30%で、
賛成が多かったのですが、このときだけはさんざん「根拠」にしてきた
世論調査について、なにも言わなくなったのでした。
非共存派が「多数決」を持ち出すのは、
選択的夫婦別姓に反対するための「方便」に過ぎないのでしょう。
彼らには「反対」という「結論」が先にあって、
その「結論」に都合がいいときだけ「多数決」するということです。
ところで、海外では夫が妻の姓を名乗ることはあるのでしょうか?
また、妻の姓を名乗っている男性有名人はいるのでしょうか?
とても気になります。
日本だと、下記の男性有名人は結婚等の際に改姓しています。
田中 直樹さん(政治家) 旧姓は「鈴木」 妻は田中眞紀子さん
葉加瀬 太郎さん(バイオリニスト) 「葉加瀬」は旧姓、戸籍上の姓は「高田」
妻は高田万由子さん
伊集院 光さん(お笑いタレント) 本名は「篠岡 建」旧姓は「田中」
高見山 大五郎さん(元力士) 本名は「渡辺 大五郎」
アメリカ合衆国から日本に帰化する前の旧名は
ジェシー・ジェームス・ワイラニ・クハウルア
夫婦別姓については今や世界一遅れているであろう日本ですが、
夫が妻の姓を名乗るケースは少数派といえどもそれなりにあり、
結婚による改姓に抵抗ない男性はもしかすると他国より多いのかもしれません。
(コメント投稿ができるようになってよかったです。
投稿できるようになるのを、待っていたのでしたとしたら
まことに恐縮です。)
>文のみならず様々な図表も見せていただきありがとうございます
いえいえ、
新聞社の図をそのままなので、あまり芸がなかったりします。
>妻の姓を名乗っている男性有名人はいるのでしょうか?
わたしも具体例はすぐに思いつかないです。
一般対象の調査もぜんぜん見ないですね。
ありそうな例としては、国際結婚で配偶者の国で
生活・帰化するほうが有利な場合とかだと思います。
外国の場合、ミドルネームの習慣があるので、
妻の名字を名乗りたいときは、ミドルで入れることが多そうに思います。
チェコスロバキアの初代大統領、トマーシュ・ガリグ・マサリクは
ミドルに妻の名前を入れていました。
http://bit.ly/1oeIQ1W
>夫が妻の姓を名乗るケースは少数派といえどもそれなりにあり
いると言っても4%程度なので、これくらいでしたら
外国人の国際結婚のほうが多そうですし、妻の名字を名乗るケースは、
案外外国のほうが日本よりも多いかもしれないですよ。
(国によっては男性の改姓やミドルネームが認められない
ところもあるのではありますが。)
ご紹介の日本人男性の改姓の例も、ひとりは政略的なものであり、
ひとりは日本に帰化するためですね。
とくに事情がないのに男性が改姓するのは、
日本でもなかなかないのではないかと思います。