2016年01月11日

女性議員倍増キャンペーン

女性国会議員を倍増させようという、女性団体や有識者による
キャンペーン「JG83」が、昨年の暮れに始動しています。

「「女性議員倍増」キャンペーン 「JG83」あす始動」
「「女性議員の倍増を」 参院選候補者をHPでリスト化」



女性国会議員を倍増させようと、女性団体や有識者が呼び掛けた
キャンペーン「JG83(ジェイジーはちさん)」が二十三日、始まった。
キックオフ集会には野党各党の国会議員らが参加し、来夏の参院選に向けて、
野党統一候補として女性を積極的に擁立していくことで一致した。

キャンペーンは、議員にしたい女性の推薦を全国から求め、
ホームページで公開してリスト化。「人材が見つからない」と嘆く政党へ、
参院選候補者の候補として売り込む試みだ。

夏の参院選の野党統一候補の擁立を支援していて、
メインブログの1月9日エントリでお話した、
「シールズ」などが設立した「市民連合」に賛同している
団体のひとつではないかと思います。

「参院選・「市民連合」設立」


掲げる政策の条件は次のようになっています。
「選択的夫婦別姓に賛成」があるのがポイントだと思います。
三人以上が推薦し、本人も立候補を了承していることが必要。
十数項目のアンケートで考え方を確認し、うち
(1)安全保障法制廃止(2)原発再稼働反対(3)選択的夫婦別姓に賛成-
に同意していることを条件とする。

家族政策はなおざりにされがちで、ジェンダー政策や女性議員を
支援する活動でも、前面に出ることはあまり多くないと思います。
そうした中で、選択的夫婦別姓を重点に置いたのは、大きいと思います。
安全保障法案や原子力政策と同じウエイトです。

昨年の12月16日に、同姓強制は合憲という、
「ガラパゴス」追認の最高裁判決が出たので、
とくに重視する必要を感じたということだと思います。



謝辞:

メインブログの12月24日エントリで、東京新聞の記事を
ご紹介してくださった魚さま、ありがとうございます。


posted by たんぽぽ at 13:01| Comment(4) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
学生時代は、女子が生徒会長になるのになぜ国会では少ないのでしょうか。
Posted by 改姓した男の人 at 2023年06月25日 23:57
理由はいくつか考えられます。
そのうちのひとつには、選挙に出て
国会議員になるには、多くのリソースを
必要とすることがあると思います。

女性はなにやかやで、家事など
家のことをやる必要があります。
それゆえ自分のリソースをすべて
選挙活動に回すことがむずかしいです。

男性はそうした家のことを妻にまかせて
自分のリソースをすべて選挙活動に
投入することも許されるでしょう。
Posted by たんぽぽ at 2023年06月26日 21:46
それ、男女関係ないですよね。社会的にも家事は男女関係なくやるべきですよね。
Posted by あいうえお at 2023年06月26日 21:57
あいうえおさま

まったくご指摘の通りです。

ところがご指摘のことをあたりまえと
思わないのが日本社会なので、
はなはだ遺憾だと思います。

データがやや古いですが、
日本の男性は欧米の民主主義国の男性と
くらべて、家事時間が圧倒的に短い、
という調査があります。
http://pissenlit16.seesaa.net/article/442013535.html
Posted by たんぽぽ at 2023年06月27日 22:25
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