2016年01月07日

男女平等指数2015年

メインブログの12月30日エントリの続き。

世界経済フォーラムが発表するジェンダーギャップ指数の
世界ランキングを眺めておくことにします。

「Global Gender Gap Index 2015 Rankings.」


Global Gender Gap Index 2015. Rankings(1-10) Global Gender Gap Index 2015. rankings(11-20)

1位から4位までは、今年も北ヨーロッパの国ぐにが占めています。
そして1位は今年もアイスランド、2009年以来の不動です。
2位はノルウェーで3位はフィンランド。
これら2国は毎年、2位と3位を入れ替わりで占めています。
4位はスウェーデンで、これも2009年以来の不動です。
これら4か国はずっと固定されていると言えます。

5位のアイルランド、8位のスイス、10位のニュージーランドも、
毎年このあたりの順位に登場します。
これらの国のジェンダー格差が小さいことも、
すでに安定のレベルということなのでしょう。


クオータ制の導入で女性議員の比率が世界一高いルワンダは6位です。
昨年の初調査対象の7位から、さらに順位を上げています。

アジアでもっとも順位の高い国は、今年も7位のフィリピンです。
フィリピンは女性管理職の割合が、欧米の民主主義国より高い水準にあります。



ヨーロッパの主要国は多くが10位台に集まっています。
ドイツ11位、オランダ13位、デンマーク14位、フランス15位、
イギリス18位、ベルギー19位です。

ヨーロッパの主要国でもっとも最下位はイタリアの41位です。
イタリアはヨーロッパの中では家族やジェンダーに関して
因習・反動的なので、意外性はないと言えます。
それでも日本の101位よりははるかに上となっています。
「下位」の程度がぜんぜん違うと言えます。



付記:

日本のメディアで取り上げられた記事をリンクしておきます。

「日本の男女格差、少し改善して101位…G7では最下位」
(はてなブックマーク)
「男女格差 日本ちょっと改善101位 G7で最下位 賃金の差は拡大」(全文)(1/2)
「男女格差 日本ちょっと改善101位 G7で最下位 賃金の差は拡大」(全文)(2/2)

「男女平等ランキング、日本は101位 女性活躍へ道遠く」

日本の男女平等度合いを分野別にみると

男女平等ランキング 主な国の抜粋


関連エントリ:

「男女平等指数2015年」


posted by たんぽぽ at 22:28| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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