世界経済フォーラムが発表するジェンダーギャップ指数の
世界ランキングを眺めておくことにします。
「Global Gender Gap Index 2015 Rankings.」
1位から4位までは、今年も北ヨーロッパの国ぐにが占めています。
そして1位は今年もアイスランド、2009年以来の不動です。
2位はノルウェーで3位はフィンランド。
これら2国は毎年、2位と3位を入れ替わりで占めています。
4位はスウェーデンで、これも2009年以来の不動です。
これら4か国はずっと固定されていると言えます。
5位のアイルランド、8位のスイス、10位のニュージーランドも、
毎年このあたりの順位に登場します。
これらの国のジェンダー格差が小さいことも、
すでに安定のレベルということなのでしょう。
クオータ制の導入で女性議員の比率が世界一高いルワンダは6位です。
昨年の初調査対象の7位から、さらに順位を上げています。
アジアでもっとも順位の高い国は、今年も7位のフィリピンです。
フィリピンは女性管理職の割合が、欧米の民主主義国より高い水準にあります。
専門職・管理職の女性比の国際比較図。フィリピンはスゴイな。双系社会だからか。日本と韓国は仲良しの位置。 pic.twitter.com/cDVQ6NvDf3
— 舞田敏彦 (@tmaita77) 2014, 4月 17
ヨーロッパの主要国は多くが10位台に集まっています。
ドイツ11位、オランダ13位、デンマーク14位、フランス15位、
イギリス18位、ベルギー19位です。
ヨーロッパの主要国でもっとも最下位はイタリアの41位です。
イタリアはヨーロッパの中では家族やジェンダーに関して
因習・反動的なので、意外性はないと言えます。
それでも日本の101位よりははるかに上となっています。
「下位」の程度がぜんぜん違うと言えます。
付記:
日本のメディアで取り上げられた記事をリンクしておきます。
「日本の男女格差、少し改善して101位…G7では最下位」
(はてなブックマーク)
「男女格差 日本ちょっと改善101位 G7で最下位 賃金の差は拡大」(全文)(1/2)
「男女格差 日本ちょっと改善101位 G7で最下位 賃金の差は拡大」(全文)(2/2)
「男女平等ランキング、日本は101位 女性活躍へ道遠く」
関連エントリ:
「男女平等指数2015年」