注意が必要であろうことを指摘した記事があります。
「なぜ選択的夫婦別姓は最高裁で退けられたのか――
シリーズ【草の根保守の蠢動 番外編6】」
(はてなブックマーク)
さらに見逃せないのが、日本会議の会長は、
歴代、最高裁元長官が就任してきた事実だ。
この「国民会議」はのちに、「日本を守る国民会議」と
名称を変更し、日本会議の前身の一つとなる。
この団体の設立に並々ならぬ情熱を燃やし、初代会長に就任したのは、
最高裁長官を退官したばかりの石田和外だった。
また、2001年から今年2015年まで、14年間もの長きにわたって、
日本会議会長を務めていたのは、元最高裁長官の三好達。
三好は今も、「美しい日本の憲法を作る国民の会」の
共同代表を務めており、第一線から退いたわけではない。
このように、日本会議と最高裁は、
人事面で何かとつながりがある点に、留意が必要だろう。
ここに石田和外氏と三好達氏のふたりの名前が挙がっています。
最高裁判所の長官経験者で、のちに日本会議の会長と
なった人たちは、このふたりということなのでしょう。
三好達氏はメインブログの11月21日エントリで
取り上げた、朝日新聞の記事にも出ています。
会長の在任期間が14年と長いことや、会長をやめたのが今年2015年で
つい先日ということは、注意するところかもしれないです。
「日本会議が取り上げられた」
12月16日の同性強制の現行民法を合憲とした判決に、
こうしたことがどの程度関係があるのかはわからないです。
元最高裁判所長官が日本会議の要職に就くことがあること、
そういう政治思想の人が、最高裁判所の裁判官になることがあることは、
注意を要することだろうと思います。
付記:
最初の記事は、日本会議が選択的夫婦別姓の反対に
情熱をかけていることが、くわしく解説してあります。
これを見て、選択的夫婦別姓の反対は、宗教的カチカンであることが、
また少し知られることになったのは、よかったと思います。
http://b.hatena.ne.jp/entry/273939843/comment/smile4u
動機がさっぱり理解できないのは、これが宗教的価値観ゆえということなのか。
謝辞:
12月18日エントリのコメント欄で、最初の記事を
ご紹介してくださった魚さま、ありがとうございます。