「家族の名字 どう考えますか? ~“夫婦別姓”のゆくえ~」
「家族の名字 どう考えますか? ~“夫婦別姓”のゆくえ~
#nhk #クロ現 #クローズアップ現代」
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番組では、夫婦同姓を強く切望する女性が、登場するのですよね。
原因は親の離婚とあります。こういう理由で夫婦同姓願望が
強くなる人は、ときどきいらっしゃるようです。
両親の離婚を経験していたため、夫婦が同じ名字であることを
強く望んでいたのです。
妻 ゆかりさん「お父さんがいてお母さんがいて家族で
という憧れが強かったので、やっぱり自分でもあたたかい家族が
ほしいなと思っていたので、同じ名字で同じひとつ屋根の下で
という憧れがすごくありました。」
このかたの親も結婚していたときは、夫婦同姓だったとたぶん思います。
父母で名字が異なるようになったのは、
離婚した際、母親が旧姓に戻したからだろうと思います。
あくまで同姓の夫婦が離婚したのであり、
夫婦同姓でも離婚はいくらでもあり得るということであり、
別姓ゆえに離婚したのではないということです。
それゆえ「親が離婚したから夫婦同姓希望」というのは、
筋が通っていないのですよね。
おそらく父母のどちらかと名字が違っていて、
親が離婚したことがわかりやすくなったので、
「名字が異なる=離散家族」「名字が同じ=仲のよい家族」のように、
刷り込まれたのではないかと、わたしは想像します。
この場合も、本来問題視するところは、
「夫婦は同姓であるべき」という家族観のはずです。
そんな家族観がなければ、名字が同じかどうかで、
家族としてまとまっているかどうかを問題にしたりしないです。
そして結婚や離婚に改姓がともわなければ、
そもそもが起きない問題だからです。
夫婦別姓、クロ現でやってるけど、両親が離婚して温かい家族に憧れてたから夫の姓になるのを望んでた、っていう既婚女性が出てきて、まともな夫婦なら当然同姓であるべきって抑圧が、いざ離婚のときに子供や女性にとっての負担の原因になってるとは考えなかったのかな。
— にーにー (@00kate22) 2015, 12月 7
どのような理由で夫婦同姓を望んだところで
(その理由がいかに理不尽で不可解なものであっても)、
夫婦同姓を選択することは、現行民法がすでに認めています。
そして選択的夫婦別姓が認められたところで、
夫婦同姓の選択が認められることに変わりないです。
そこへもってきて、あえて結婚改姓願望の強い女性を
登場させるのは、なにが言いたいのかと思うところです。
この手の特集で、夫婦同姓を希望する女性が
あまり登場しないのは、そうしたかたの選択には影響がないので、
意味がないからだろうと思います。
この女性が夫婦同姓をのぞむのは、「家族の一体感」のためです。
その直前には、「一体感」幻想を主張する
平成国際大学の高乗正臣氏のコメントがあります。
「家族の一体感のためには、やはり夫婦同姓でなければだめだ」と
印象操作がしたいということなのでしょうか?
しかも夫が夫婦別姓に理解があるかたなので、
ますますなにがしたいのかと、勘ぐりたくなってきます。
「だれがなんと言おうと女は結婚改姓を望む」とか、
「結婚改姓を望むのがまともな女」とでも言いたいのでしょうか?
大学時代に法律を勉強していた夫の貴鋭(たかとし)さん。
夫婦別姓について学び、今の制度に疑問を感じていました。
結婚するとき、名字をどうするか、妻のゆかりさんに尋ねました。
上田貴鋭さん
「人それぞれ自分の名前に愛着を持っているかもしれない。
そういう気持ちは大事にしたいと思った。」
NHKの世論調査の報道で、二宮周平氏のコメントにあった、
夫婦別姓には個人の尊重と男女の平等、2つの意味が込められているの両方のアンチテーゼに都合がよかったのかもしれないです。
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