民法改正についての見解を訊かれて、
お茶をにごしたことをお話したのでした。
「新法相の民法改正のコメント」
岩城光英氏がもっとはっきりと民法改正についての
考えを述べている資料があったので、ご紹介したいと思います。
以下の資料の24ページです。
「保守の新しい潮流を創るのは、再生する人間力。
清和政策研究会フォーラム」
「人づくり地域づくりが 国づくり 岩城光英」(1/2)
「人づくり地域づくりが 国づくり 岩城光英」(2/2)
日本の心・制度・主権を守る
参議院選挙後にも政府が導入しようとしている
「選択的夫婦別姓制度」については、選択できるのだから
どちらでも良いではないか、という単純な事柄ではありません。
特に、子供が生まれる時など父母どちらの“氏(姓)”として
戸籍に登録するのかという問題や、古来からの家族の名称として
使われてきた“氏(姓)”の役割や戸籍上のルールからも、
家族の絆を壊す制度には反対です。
○○さんの家族を○○家の皆さんと呼ぶのは自然です。
戸籍は、筆頭者のみ姓と名が書かれ、家族は“続柄と名”のみであり、
氏(姓)とは“家族を表す名称”です
家族のきずなとか、戸籍のために人間がいるかのような考えや、
古来から使われて来たなんて「お約束」の誤解や、
「名字は家族を表わす」という決め込みとか、
典型的な「家族思想信仰」にもとづく「非共存派」でした。
この資料は2010年5月13日の清和政策研究会フォーラムのものです。
自民党が下野していたときで、政権を奪還するべく
必死になっていたときに開いたのでしょう。
この資料は公開されていると言っても、内輪向けのものなので、
マスコミの閣僚インタビューと違って
ずっと本当のことを言ってくれると思います。
謝辞:
清和政策研究会フォーラムの資料を教えてくださったかた、
ありがとうございます。
いまの自民党なら、だれが法務大臣になっても
こんな調子ではないかと思います。
野党時代に支持基盤との結びつきを強化したので、
家族やジェンダーに関しては、
よりいっそう因習・反動的になりましたしね。