2015年11月07日

岩城光英の民法改正の見解

11月2日エントリで、安倍改造内閣の岩城光英法務大臣が、
民法改正についての見解を訊かれて、
お茶をにごしたことをお話したのでした。

「新法相の民法改正のコメント」

岩城光英氏がもっとはっきりと民法改正についての
考えを述べている資料があったので、ご紹介したいと思います。
以下の資料の24ページです。

「保守の新しい潮流を創るのは、再生する人間力。
清和政策研究会フォーラム」




「人づくり地域づくりが 国づくり 岩城光英」(1/2)
「人づくり地域づくりが 国づくり 岩城光英」(2/2)

日本の心・制度・主権を守る

参議院選挙後にも政府が導入しようとしている
「選択的夫婦別姓制度」については、選択できるのだから
どちらでも良いではないか、という単純な事柄ではありません。

特に、子供が生まれる時など父母どちらの“氏(姓)”として
戸籍に登録するのかという問題や、古来からの家族の名称として
使われてきた“氏(姓)”の役割や戸籍上のルールからも、
家族の絆を壊す制度には反対です。

○○さんの家族を○○家の皆さんと呼ぶのは自然です。
戸籍は、筆頭者のみ姓と名が書かれ、家族は“続柄と名”のみであり、
氏(姓)とは“家族を表す名称”です

家族のきずなとか、戸籍のために人間がいるかのような考えや、
古来から使われて来たなんて「お約束」の誤解や、
「名字は家族を表わす」という決め込みとか、
典型的な「家族思想信仰」にもとづく「非共存派」でした。


この資料は2010年5月13日の清和政策研究会フォーラムのものです。
自民党が下野していたときで、政権を奪還するべく
必死になっていたときに開いたのでしょう。

この資料は公開されていると言っても、内輪向けのものなので、
マスコミの閣僚インタビューと違って
ずっと本当のことを言ってくれると思います。


謝辞:

清和政策研究会フォーラムの資料を教えてくださったかた、
ありがとうございます。



posted by たんぽぽ at 23:01| Comment(2) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
法務大臣として全く不適格と言わざるを得ない人事ですね、ほんと。
Posted by 魚 at 2015年11月10日 09:05
こちらにコメントありがとうございます。

いまの自民党なら、だれが法務大臣になっても
こんな調子ではないかと思います。

野党時代に支持基盤との結びつきを強化したので、
家族やジェンダーに関しては、
よりいっそう因習・反動的になりましたしね。
Posted by たんぽぽ at 2015年11月10日 21:44
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