2015年07月18日

フェミニズムはもう不要?

「Women Against Feminism」というタイトルの反フェミニズムの
タンブラーフェイスブックが、このところ話題になっているそうです。

「現代に“フェミニズム”は必要ない? 若い女性の間で反対運動が起きている理由」
(はてなブックマーク)

作者も集まって賛同しているかたたちも、そのほとんどは若い女性です。
タンブラーもフェイスブックもアップロードしている写真も
英語で書いているので、英語圏のかたが主催しているのでしょう。



彼女たちはなぜ「反フェミニズム」なのかというと、
「わたしたちにはフェミニズムは必要ない」からです。
すでにジェンダー平等は達成しているので、
もうジェンダー差別を解消する学問や運動は必要ないということです。

このサイトでフェミニズムに反対する若い女性たちは、
「男性と女性が平等で当たり前である」ということしか知りません。
フェミニズムのおかげで今があることを完全に忘れているのです!

いくら日本よりましとはいえ、英語圏でもまだまだ
ジェンダー差別はあるだろうと思うところです。
ようは彼女たちは若いがゆえに、社会の壁にぶつかってなくて、
現実にあるジェンダー差別を実感していないということです。

彼女たちは、まだ若いゆえにフェミニズムが本当に
必要だということを知らないだけなのです。
これから30代、40代と経験を重ねていくなかで
「職場の男性の同僚が自分より早く出世する」ことや、
「結婚して自分ばかりが子供の面倒にかかりきりになり、
仕事も思ったようにできなくなる」ということが
起こりうる可能性を知らないのです


メインブログの7月16日エントリでお話しましたが、
日本でも社会に出る前の学生さんの中には、日本は世界的に見て
男女平等が進んでいると、漠然と思っていたりします。

「「女性が輝ける社会」に女性はイラッとしている 日本の”男女平等”への違和感」
ジェンダーや男女平等の問題に興味を持って
私たちのところにやってくる学生の方々も、そのギャップに驚くようです。
それで、このジェンダーギャップ指数について話して、
日本は何位だと思うかと尋ねると「30位」と答えたり、
中には「1、2位かな」と答えたりする子も(笑)

日本よりジェンダー平等を達成している英語圏
(イギリス、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリアなど?)であれば、
なおさら社会の壁に当たらない若い人たちが、
「すでにジェンダー平等は達成している、フェミニズムの役目は終わった」
なんて思っても無理もないのかもしれないです。



付記:

若い女性たちの「フェミニズム不要論」のほかの理由として、
「自分たちはまだまだ差別されている」と思いたくないこともあります。
自分が虐げられた被害者だという事実を受け入れるのは、
かなり苦痛のともなうことだ、ということです。

http://wotopi.jp/archives/7771
フェミニズムを受け入れるということは
「女性が支配されている」ということを受け入れることでもあります。
非常に暗い側面があるわけです。一方で、この若い女性たちは、
フェミニズムの暗い側面は見ないまま否定をしています。


関連エントリ:

「学生のジェンダー平等認識」


posted by たんぽぽ at 11:01| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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