つぎのことが書いてあります。
http://diamond.jp/articles/-/70896?page=4
やみくもに「人口減少=悪」と決めつけるより、
客観的な研究に基づく議論が必要でしょう。
記事のタイトルにも書いてあることですが、
「人口減少=悪」と言っている人は、どこにいるのだろうと思います。
わたしが見ているかぎり、「人口減少は悪いことだ」と、
はっきり言っている人は、いないように思います。
政府のお偉いさんたちは、人口減少に歯止めをかけねばと、
あれやこれやと「少子化対策」を考えています。
これはこのまま人口が減っていったら、社会福祉や労働力が
確保できなくなる、という観点からの結論です。
「出生率に数値目標設定」
「地方から女性が消える」
国を維持できなくなるから、人口減少を食い止めよう
というのであって、国を維持する方法があれば人口が減っても
よいのでしょうから、人口減少そのものをイデオロギー的に悪と
考えているということではないと思います。
そして人口減少対策を考える人たちは、
客観的な研究をしていて、具体的な試算をした上での結論です。
この期におよんで、イデオロギーや漠然とした不安感で
人口政策を議論できる余裕などないと思います。
いまくらい客観的データを見せられても、
効果的な人口減少対策に腰が重いくらいです。
ましてやイデオロギーや漠然とした不安程度で、
効果的な人口減少対策など考えるはずもないというものです。
少子化対策の影響を多く受ける女性のうち少なくない人は、
「少子化で国が滅んでもいいんじゃない?」と、
醒めたことを考えてさえいるのではないかと思います。
人口減少は「善」とか「悪」とか以前に「どうでもいい」です。
「少子化対策・立場の違い」
https://twitter.com/merum_/status/518737854587887616
産まなきゃ国が滅びる!って言ってるのは男性が多くて、
いっそ滅びればいいんじゃない?って言ってるのは
女性が多いっていう状況が全てを語ってる。
わたしもこれと近いことを思っていますよ。
「まともな人口減少対策をしないなら、
世界一悲惨な国になってもいいよ」という気持ちです。
人口減少を「悪」と決めつけて糾弾する気はないですね。
だいたい人口減少は「悪」だと強調しすぎると、
女性には子どもを産まされる圧力がかかる可能性が出てきます。
そんなリスクを払ってまで、人口減少批判を
やりたいとは思わないでしょう。
関連エントリ:
「人口減少社会に向けて」