2015年04月07日

楽観的すぎた出生率予想

「日本の出生率問題が、想像以上にひどかった件」

以下の記事の日本語訳。(わたしのつたない訳。)

「Japan’s birth rate problem is way worse than anyone imagined」


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2014年の日本の人口減少数は、過去最高となった。
前年はおよそ100.1万人が産まれ、126.9万人がなくなり、
全体では268000人の人口減少となった。

日本の人口減少は経済に大きな打撃を与え、このましいことはない。
高齢人口の増加は、国内の労働人口の減少をもたらし、
従属人口が増えることになるからである。

よく言われているように、高齢化社会が進むことによって、
経済成長率が低下して、デフレが進行することになる。
これは日本が実質的な負債を軽減させて、1990年代はじめからの
経済的危機から脱却することを、むずかしいものとしている。


日本は出生率について楽観視しすぎてきた。
1965年-2055年の出生率の予測値と実際の値との比較。

実際の出生率。
1976年の推計、1986年の推計、1992年の推計、1997年の推計、
2002年の推計、2006年の推計、2012年の推計、
人口置換水準。


出典: 厚生労働省・国立社会保障・人口問題研究所。


上の図は早稲田大学による最近の研究報告書より作った。
1965年以来、日本がいかに出生率の予測を
はずし続けてきたかをしめしているグラフである。
政府の予測はほとんど失笑するくらいはずれている。
日本政府は出生率の急激な低下を、今後も続く長期的な傾向ではなく、
一時的な落ち込みであると、何度も何度も考えてきた。

研究報告書では、高齢化社会のデフレへの影響は、
一般的に思われているよりはずっと複雑だと主張している。
平均寿命が長くなることはデフレの原因になるとしているが、
出生率の減少はインフレの原因になるとしている。
全体では日本は高齢化によって、過去40年のあいだに
毎年0.6%のデフレをもたらしてきたと述べている。



posted by たんぽぽ at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | リンク集・引用・翻訳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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