2015年04月05日

少子化社会対策大綱

メインブログの4月2日エントリ4月3日エントリでお話した、
2020年までの少子化対策の指針、「少子化社会対策大綱」の続きです。

「少子化対策:原案…男性の産休取得率20年までに80%に」
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「男性の出産後休暇80%目指す 少子化社会対策大綱決定」
「少子化対策大網を閣議決定 出産後有給、男性の8割目標」(全文)
(はてなブックマーク)

「男性育休取得8割が目標 政府が新少子化大綱、20日に決定」
「男性育休取得 8割目標 政府 新少子化大網、あす決定」(1/2)
「男性育休取得 8割目標 政府 新少子化大網、あす決定」(2/2)



ほかにわたしが注目したいのはつぎのことですよ。
「妊娠や出産に関する正しい医学的・科学的知識」ですよ。
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学校教育段階で妊娠や出産に関する医学的な知識を教える方向も盛り込む。
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妊娠や出産の医学的・科学的に正しい知識について
「学校教育で教材に盛り込む取り組みなどを進める」と明記した。
新たな数値目標として「正しい知識の理解割合」も加え、70%にするとした。
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わたしが思い浮かべるのが、性教育バッシングです。
10年ほど前に、性に関する「正しい科学的知識」を教えることを
「過激な性教育」と称して排撃してきたのですよね。
七生養護学校は、かかるバッシングの「いけにえ」にされました。

「七生性教育裁判・賠償確定」

おかげで日本の性教育のレベルは諸外国とくらべて、
かなり貧弱なものとなったのでした。
一連の性教育バッシングは「純潔思想」が背景にあり、
安倍晋三氏とその周辺の人たちも重要な役割を演じていました。

「外国と日本の性教育」

そこへもってきて、いまさらのように「妊娠や出産に関する
正しい医学的・科学的知識」なんて言い出すのかと思います。
それとも「大綱」で盛り込まれた「妊娠や出産に関する
医学的・科学的に正しい知識」は、かつてバッシングの対象になった
性教育とは重ならないようなしろものなのでしょうか?

(あと、「女性手帳」が頓挫したので、入れたのではないか、
という可能性も、わたしはすこし考えました。)



関連エントリ:

「少子化社会対策大綱」
「少子化社会対策大綱(2)」

posted by たんぽぽ at 19:03| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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