2015年03月09日

自分の不幸は小沢のせいだ

メインブログの3月8日エントリでお話した、
「ポルフィ」の「1980年代はよかった」論ですが、
ここには小沢一郎氏に対する激しい憎しみがあるということです。
いつものことだと思います。

「1980年代はよかった。小沢一郎がだめにした」



「ポルフィ」はロストジェネレーションである自分を、
「失われた20年」の被害者だと考えています。
当時の自分は無力だったとも強調しています。
そして小沢一郎がその「失われた20年」をもたらした
(この認識には異論はあると思います)と考えているのでした。

つまり「自分は小沢一郎の被害者」と言いたいのですよ。
(「大嫌いなあいつのせいで、自分は不幸になった」です。)
「自分が小沢一郎から受けた被害」なるものを強調するために、
「失われた20年」の悲惨さを引き立たせたくなって、
「1980年代はよかった」なんて言い出したのでしょう。

「むかしはよかった」論というのは、しょせん現状に対する不満や
個人的感情とかイデオロギーに擦り合わせているにすぎず、
的確な現状分析ではない、ということだと思います。


付記:

「むかしはよかった」論は、保守的な人にありがちだと思うのですが、
「ポルフィ」のような民主党支持者でも言うことがあるのですね。


関連エントリ:

「むかしはよくなかった」


posted by たんぽぽ at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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