2015年02月15日

ISILによる同性愛処刑

昨年の11月でこれもかなり前ですが、イスラム国(ISIL、ダーイッシュ)が
同性愛者を処刑した事件があるのでご紹介します。

「「同性愛者」2人を公開処刑=シリア南東部でイスラム国」

記事は短いので全文引用します。



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【カイロ時事】在英のシリア人権監視団は25日の声明で、
過激組織「イスラム国」がシリア南東部デリゾール県で、
「同性愛者」の男性2人に対して投石による公開処刑を行ったと明らかにした。

イスラム国は、県の中心都市デリゾールで18歳の男性、
イラク国境に近いマヤディーンで20歳前後の男性を、
子供を含む公衆の面前で処刑した。
所持していた携帯電話の動画などを根拠に罪を問われた。
イスラム教では、一般的に同性愛は禁じられている。

シリアとイラクで活動するイスラム国は、シャリア(イスラム法)を名目に、
支配に抵抗する人々を虐殺している。
AFP通信によれば、2人はイスラム国に反発していたため、
同性愛を口実に命を奪われたとの見方も出ている。(2014/11/26-06:08)
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イスラム教も同性愛は禁止しています。
よって原理主義的なISILが、同性愛を迫害の対象に
しないはずもないことは容易に予想できます。
ISILは異教徒の女性を奴隷にして性暴力にさらすくらいですから、
ジェンダーに関することはよろずに差別的であり、
同性愛も迫害するだろうということは、想像にがたくないです。

公開処刑した本当の理由はISILに反発していたからで、
同性愛というのは口実という見かたが紹介されています。
同性愛者ということにしたのは、言いがかりの可能性もありそうです。
それでもISILにとって同性愛が処刑の対象である
ということに、変わりないのはたしかでしょう。


関連エントリ:

「ISILによる奴隷と性暴力」

posted by たんぽぽ at 21:23| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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