2014年12月27日

民主党・風頼みの選挙

メインブログの12月25日エントリで、衆院選における
民主党の敗因について考察した記事を紹介したのでした。

「二大政党制の正念場 民主「風頼み」、政策対案示せず」
(はてなブックマーク)

ここで民主党はいまだに「風頼み」ということに触れています。
むかしから言われていることではありますよ。
まだこの体質を引きずっているということですね。
「風頼み」の体質からも脱しきれていない



これはどういうことかというと、民主党の候補者は
自前の支持基盤を堅めることを、じゅうぶんやらないということです。
つまり選挙区を1件1件歩き回って、地道に支持者を増やすことに
あまり熱心でないということです。

自前の支持基盤が弱いので、選挙のときは風に頼ることになるわけです。
自前の支持基盤を堅めていれば、少々の逆風が吹いても
選挙で勝ち抜けるでしょうから、「風頼み」にはならないでしょう。

民主党はもともとアメリカ合衆国型の政党を意識していて、
「ひとり一党」くらいの議員の自律性を求めています。
それもあって自分の支持基盤を堅めることをうながすわけです。
自分の支持基盤が堅くなって選挙に強くなれば、
党に依存する度合いも減って、自律性を主張できるようになります。


2005年の衆院選以降、民主党は比例復活当選が2回連続になったら、
もう公認は出さないという内規を作ったのでした。
これは選挙で強い候補者を増やすために、
自前の支持基盤を堅めることを即すためです。
2005年の衆院選では、民主党は大敗したので、
「風頼み」の体質からの脱却を目指したということです。

いまもこの内規が有効かどうかはわからないです。
現状くらい党勢が凋落していれば、この内規を適用すると、
ただでさえすくなくなっている候補者のなり手が
いなくなりかねないからです。


関連エントリ:

「民主党・衆院選敗因の分析」


posted by たんぽぽ at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック