2014年10月18日

選択的夫婦別姓のまとめ(11)

10月11日エントリの続き。
選択的夫婦別姓のネイバーまとめです。

「「選択的夫婦別姓」反対派・賛成派がよく挙げる理屈の矛盾・問題点まとめ」

2ページ目に賛成派の意見がすこしだけ出ています。
これを見ていきたいと思います。



>別姓賛成派のよくある主張とその矛盾・問題点
>「夫婦別姓にすれば結婚が増える!少子化が改善できる!」

日本人は結婚しないと子どもを作らない人が多いです。
子どもを作るあてがなければ、結婚しない人も多そうです。
そして選択的夫婦別姓が認められないがゆえに
結婚を控えているかたもすくなからずいます。

よって結婚の障壁である、現行の夫婦同姓強制が解消されれば、
子どもを持つかたが増える可能性はあるでしょう。
それでも数がそれほど多いとは言えず、
全体への影響はたいして大きくないとは言えそうです。

少子化対策のためにはありとあらゆることをする必要がある、
女性が結婚しても生活しやすいようにする
権利保障はなんでもやる必要がある、という意味でなら、
選択的夫婦別姓を認めるのはとうぜんと言えます。

以下のエントリを見て「「あ」程度なのだから当然必要」と考えるか、
「「あ」程度だから影響はすくない」と考えるか、ですね。

「少子化対策は、「ありとあらゆること」をしなければだめだと思っています。
夫婦別姓はその「あ」程度です。」



>「夫婦別姓でなければ、夫婦両方の権利を平等に保護しているとは言えない!」

これはわたしには異議があります。
夫婦別姓の選択が認められないと、夫婦の双方が苗字を変えたくないとき、
権利が平等に保障されないからです。

女子差別撤廃条約の16条1項の(g)では、
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/josi/3b_004.html
========
締約国は、婚姻及び家族関係に係るすべての事項について
女子に対する差別を撤廃するためのすべての適当な措置をとるものとし、
特に、男女の平等を基礎として次のことを確保する。
(g)夫及び妻の同一の個人的権利(姓及び職業を選択する権利を含む。)
========
と書いてあり、苗字に関して断り書きを入れた上で、
「夫及び妻の同一の個人的権利」としています。
夫婦双方の非改姓権を同時に認める必要があるということです。

「国際条約と民法改正」

まとめでは
>選択的夫婦別姓だけが男女同権を実現するための唯一の選択肢ではない。
と書いてありますが、選択別姓が唯一とは言っていないと思います。
「すくなくとも夫婦別姓は認めなければ、あらゆる場合において、
夫婦両方の権利を平等に保護できない」と言っているのだと思います。


これまでのエントリ:

「選択的夫婦別姓のまとめ」
「選択的夫婦別姓のまとめ(2)」
「選択的夫婦別姓のまとめ(3)」
「選択的夫婦別姓のまとめ(4)」
「選択的夫婦別姓のまとめ(5)」
「選択的夫婦別姓のまとめ(6)」
「選択的夫婦別姓のまとめ(7)」
「選択的夫婦別姓のまとめ(8)」
「選択的夫婦別姓のまとめ(9)」
「選択的夫婦別姓のまとめ(10)」



posted by たんぽぽ at 17:26| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください