とても極端な意見を見つけたのでご紹介したいと思います。
「『どんな大災害が起こったとしても自衛隊は動かすべきではない』
北守(hokusyu82)氏が語る、「緊急事態」 への懐疑」
(はてなブックマーク)
https://twitter.com/hokusyu82/status/227790399928954880
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ぼくは「緊急事態」という概念を認めないので、
たとえどんな大災害が起こったとしても自衛隊は動かすべきではないと思います。
それで死者が増えたとしたら、自衛隊ではない災害救助隊を
つくっていなかった国の責任でしょう。
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この意見で、わたしが問題だと考えるのは、
「それで死者が増えたとしたら」などと言っているところです。
人命を救うよりも自衛隊を動かさないほうが大事と考えているのですよね。
言いたいことは、非武装の災害救助隊を創設するべき、ですよ。
自衛隊を災害救助に使うことで、予算や人員が回ることになり、
自衛隊の権限が強大化すれば、市民の脅威になるというのでしょう。
災害救助隊を作りたいのなら、ほかに方法はいくらでもあることです。
なぜわざわざ人命を犠牲にする方法を選ぶのかと思います。
それともこのかたは、被災したかたを、自分の主張のための
「道具」くらいに思っているのかとも思います。
人間のために自衛隊や災害救助隊があるのであって、
自衛隊や災害救助隊のために人間がいるのではありませんよ。
さらに引っかかるのは「国の責任でしょう」のくだりです。
このような主張をする自分の責任はどう考えているのかと思います。
自分は責任を取る必要のない安全な場所から
発言をするだけと思っているのでしょうか?
http://togetter.com/li/349219#c643821
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ハッキリ言っちまえば、どこまでも限りなく他者に甘えてるだけの餓鬼の思考。
『自分が文句言えば、周りが何かやってくれる。責任も周りが取ってくれる。
自分は言うだけ』って思考が透けて見えるわ。
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というコメントもあって、やはりこういう印象を持つかたは
いらっしゃるもののようです。
最初のツイートのかたは、自分が災害にあって遭難して
自衛隊が出動すれば助かるけれど、そうでなければ死ぬという
瀬戸際になったとき、おなじことが言えるかだと思います。
自衛隊が強大化して、軍拡と人民の弾圧に反対するために
自衛隊の出動を断わって、死ぬ覚悟はあるということでしょうか?
実際に遭難したら、自衛隊は助けることになります。
その場合、最初のツイートのかたは、
この発言の責任を問われてしかるべきと、わたしは思いますよ。
辛坊治郎氏が遭難して自衛隊に救助されたときも、
過去に展開していた自己責任論を批判されていましたからね。
「ヨット遭難で自衛隊に救助された辛坊治郎さん、
自身の過去の「自己責任」発言で盛大に叩かれる。」
最初のツイートのかたは「北守」氏、はてなサヨクのかたです。
ネットの一部では人気を博しているようですよ。
最初のツイートのような意見は、ネットの一部では受けるのかもしれないです。
https://twitter.com/hokusyu82
「過ぎ去ろうとしない過去」