しめしたものがあるのでご紹介します。
出典は総務省の『就業構造基本調査』(2012年)です。
有業者の学歴別の平均年収曲線。明瞭な学歴差。加齢と共に拡大。女性の中・高卒は,家計補助のパートが多いためか,昇給がみられない。 pic.twitter.com/2lidiPTEb2
— 舞田敏彦 (@tmaita77) 2014, 9月 8
これを見ると男女差が歴然としていて衝撃的です。
女性は大学卒でも男性の中学卒と同程度、
大学院卒でも男性の高校卒よりちょっと多い程度です。
学歴がおなじであれば、能力や技術、知識や同程度と言えるでしょう。
あきらかに女性というだけで、賃金や職種で差別されたり
労働市場から締め出されているということだと思います。
まさに「男は能力がなくてもだれでも受け入れられる、
女は能力のある者だけ受け入れられる」ですよ。
女は男よりかなり勉強してようやく社会に受け入れられる
という現状が歴然としていて、絶望的になってきます。
すごい落ち込むグラフを見てしまった……私は大学を出て、やっと中卒の男の人並みの年収を手に入れるんだな……いや障碍者雇用枠だったらそれ以下か……はあ…… でもこういう分かりやすい図の存在はありがたいです / https://t.co/YYvpzTtDkR
— イチカ(堀井千香) (@Michelle_1ka) 2014, 9月 16
もうひとつ特徴的なのは、男性はどの学歴であっても、
年齢とともに年収が上昇する傾向にあるのに、
女性は中学卒、高校卒、大学卒は年齢が上がっても
ほとんど年収が増えず横ばいになっていることです。
これは女性は妊娠・出産によって仕事を辞めることを余儀なくされ、
再就職先がパートなどの非正規雇用しかなく、
能力相応の仕事がないから、ということが考えられるでしょう。
大学院卒はさすがに相応の技術者だからなのか、
女性でも年齢にともなう年収の上昇は見られます。
それでも男性の大学院卒とくらべると、ずっと年収がすくないのであり、
院卒であっても女性は妊娠や出産などを理由に
労働市場から締め出されることはあることが考えられます。