女性の人数全体ではなく、結婚している女性の人数に対する出生率です。
有配偶女性ベースだと,出生率は上がっているじゃんよ。やっぱ,少子化の原因は未婚化なんだ。 pic.twitter.com/stT8jbOXGT
— 舞田敏彦 (@tmaita77) 2014年7月8日
30代は最近の30年ほどのあいだは、すこしずつ出生率が上がっています。
20代前半は最近の15年ほどは、出生率は増加傾向と言えそうです。
20代後半は目立った変動はなさそうです。
年代依存がありますが、これらを全部合わせると、
有配偶者女性ベースの出生率は、近年は上昇傾向にあると考えられそうです。
つまり結婚しない女性が子どもを持たないから、
結婚している女性の出生率が高くなっているのであり
(絶対的か相対的にかまではわからない)、
近年の出生率の低下は、未婚率の上昇と連動していることになります。
未婚率が増えている大きな理由のひとつは、
「家族と地域における子育てに関する意識調査」という
内閣府の調査によると、経済的事情となっています。
子どもを持てるくらいの経済力があるかたが結婚している、
あるいは結婚できるくらい経済力があれば子どもも持てる、
ということなのだろうと思います。
「未婚・晩婚化の意識調査」
またとくに女性の場合、結婚すると収入が減るとか、
出産や育児によって仕事を続けられるかとか、
夫が家事や育児にどれだけ参加するかという問題があります。
こうした問題が解決しそうにないと、そもそも結婚しないので、
子どもも作らないということにもなりそうです。
ほかに子どもを欲しくない女性は、はじめから結婚しないようになった、
ということもありそうです。
有配偶女性ベースだと出生率上がってる→やっぱり未婚化が少子化の原因!ってツイートが回ってきたけど、子供が欲しくない女性が無理して結婚しなくなったから有配偶女性が減って計算上出生率が上がっただけじゃ…と思った。
— mimix (@mimixmix) 2014年9月8日
日本の場合、未婚と出産しないことが、
わかちがたく結びついていることはたしかでしょう。
「子どもを持つにはまず結婚をする」というだけでなく、
「結婚したら子どもを持つ」という考えもあるのではないかと思います。
結婚と出産をセットで考える社会通念も根強いようです。