専業主婦家庭などの子よりも、「親から愛されている」と感じる
肯定感が強いことが多いことをしめしました。
「共働き世帯の親子関係の一断面」
親から愛されていると思うか。共働き世帯の子のほうが,「愛されている」と感じてるじゃん。子と接する時間の問題ではないのだな。ただ,日本の肯定率が最低なのが気にかかるが。 pic.twitter.com/C0Akt3aUid
— 舞田敏彦 (@tmaita77) 2014, 6月 13
この図を見て、世帯のタイプどうしの比較よりも、
欧米諸国よりも日本のほうが「親から愛されている」という
肯定感を持つ子がすくないことが、気になったかたも多いと思います。
韓国も欧米各国とくらべて肯定感を持つ子がすくなめですが、
日本はさらにすくなくなっています。
日本の子どもたちが、親から愛されていると思えないのは
なぜかを考察したエントリがあるのでご紹介します。
「両親が教えてくれた、子どもの自己肯定感を育む4つの方法」
(はてなブックマーク)
つぎのように分析しています。
これらを見て「日本的だ」とお思いのかたも、いるかもしれないです。
1. 失敗に目が向きやすい
子どもの悪い所に目がいってしまう
他の子どもと比較をしてしまう
2. 謙虚であることを良しとする
自分の子どもについて、低く表現する事で周りから受け入れられようとしてしまう
「~な子だから」と人格を決めつけた言い方をしてしまう
3. 思っていることをはっきりと言わない「察する文化」
「親が子どもを愛しているのは当然の事」だと考え、口に出して言わない
出来た時は何も言わずに、悪い所の注意だけをする
こうして見ていると、日本人というのはだめなときや失敗したときだけ、
それを取り上げて非難しがち、ということになりそうです。
こんな扱いを受けていれば、たしかに肯定感は持てなくなるでしょう。
ネガティブに扱われてばかりだと、だんだんと自分に自信が
持てなくなるという心理効果もあります。
付記:
このエントリのメインの話題は、自分は親から愛されていると
感じられたがそれはなぜか、という考察です。
つぎのことがあったと分析しています。
運動会に一度も来た事がない父から「愛されている」と感じていた私
私の自己肯定感を育んだ両親からの言葉
子どもの目の前で、夫婦がお互いの悪口を言わない
子どもの存在自体をほめる
子どもの話に共感し、興味を持って聞く
親子間でも「ありがとう」を忘れない
>この舞田氏の資料ですが、内閣府の資料のどこがソースとなっているのでしょう
わたしも探してみたのですが、わからなかったです。
「自分の親から愛されていると思う」という調査は
こちらに結果が出ているけれど、共働き世帯かそれ以外の世帯かに
わけた調査結果は見当たらないですね。
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/thinking/h25/pdf_index.html
http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/thinking/h25/pdf/b2_1.pdf
舞田敏彦氏に直接訊いてみるのがいいかもしれないです。
(特殊な方法を使って算出している可能性もあります。)