2014年09月07日

共働き世帯の子の肯定感

共働き世帯とそれ以外の世帯とで、10代の子を対象に
「親から愛されていると思うか?」と訊いた調査があります。
ご紹介したいと思います。

「共働き世帯の親子関係の一断面」

出展は、内閣府『我が国と諸外国の若者の意識に関する調査』(2013年度)です。



これを見ると、共働き世帯のほうが、そうでない世帯より
「親から愛されていると思う」と答えた子が多いことがあきらかです。
よく言われる(?)「共働きだと子どもがかわいそう」とか
「母親がずっと子どもについていたほうがしあわせ」などと
決まっているのではないことが、また確かめられました。

この調査は「そう思うか?」という自身の感じかたを訊いています。
よって「愛されていると思う」と答えた子どもより、
「愛されていると思わない」と答えた子どものほうが、
第三者的にはしあわせに見えることもありえるとは言えます。
それでも共働きの家庭の子が、親から愛されてないと
自分では思っていないことは言えるということです。

韓国や欧米の民主主義国でも、共働き世帯の子のほうが
「親から愛されていると思う」と答えた割合が高くなっています。
共働きの家庭の子のほうが肯定感が高いのは、世界共通の傾向のようですね。


posted by たんぽぽ at 07:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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