2014年07月16日

欧米コンプレックス哀歌

メインブログの7月15日エントリで、とくに白人女性からもてたいと
思っているらしい、日本人男性の欧米コンプレックスのお話をしました。

「欧米コンプレックス哀歌」

このときわたしのブログをリンクしてくださったエントリを
ご紹介したのですが、ここに付いているふたつ目のコメント
(2014-02-24(21:26))が、なにを言いたいのかがわからないのですよね。

「「マッサン」(1)或いは「本当に素晴らしいニッポン男児」!?」



どういうわけかわたしのことを、
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私には「本当は怖い?日本の男性」管理人も、
白人コンプレックス丸出しにしか見えませんね。
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などと言っているのですが、なにを根拠に?と思いますよ。
わたしはどちらかと言うと、欧米コンプレックスには批判的な
ほうではないかと思うからです。

日本で欧米コンプレックスの強い人は、往々にして人権とか福祉には
理解がとぼしいことが多いです。
国粋主義的傾向があり、グローバルスタンダードが嫌いなこともあります。
そしてアジアやアフリカに対しては、高飛車になることが多いです。
どう見ても、わたしとは相性がよくない思想の持ち主だと思います。


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日本より欧米の方が性犯罪や殺人が多い事実だけで、何を意味するのでしょう?
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逆ですよ。日本のほうが欧米より性犯罪が多いのですよ。
単純な書き間違いだろうと思いますが。

本当に日本のほうがすくないと思っているのだとしたら、
それは日本は泣き寝入りなどによる暗数化が多いことや、
夫婦間の強姦が認められない、性器の挿入がないと強姦にならない、
親告罪になっているなど、性犯罪とされる対象が狭いために、
統計上の数値がすくなくなるということですね。

日本のほうが欧米の民主主義国よりも性犯罪が多いのは、
それだけ日本では欧米の民主主義国とくらべて
女性の尊厳や権利が守られていないことにほかならないです。
そうでなかったらなにを意味するのかと思います。
そしてこれは、日本社会で女性として生きていくには、とても深刻なことです。
問題視しないわけにいかないことです。

リンクをいただいているわたしのエントリは、
中国と台湾も出て来ますから、欧米の民主主義国だけではないです。
それから性犯罪やジェンダー規範のことは出てきますが、
殺人についてはなにも言っていないですね。


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インドのことが出ていますが、輪姦だけでなく、
幼児婚やアシッド・アタック(硫酸攻撃)、殺害も珍しくないのです。
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これはなにを言いたいのでしょうか?
こうした場合によくありがちな「輪姦や酸攻撃がないのだから、
日本の女性は恵まれているのであり、権利が守られていない
などと言うな」ということでしょうか?

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インド・中東女性は日本の女みたいに外国人に言われて卑屈にはならず、
舌鋒鋭く反論します。この辺は見事で羨ましい。
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このくだりは、だれに対してどんな内容の「反論」をするのかが
わからないのですよね。


他国とくらべて自分たちの権利が守られていないと思ったら、
他国の事情も論拠のひとつにして権利を主張するのは当然だと思います。
「お前は日本の女だから欧米の女にくらべて人権がすくないのだ」
などとされるいわれはないからです。

だいたい権利を主張することのどこが「卑屈」なのかと思います。
なんでもそうですが、権利を主張するというのは、
ある程度以上覚悟してかかる必要があることです。
卑屈になっていてはとてもできないことです。

「そうそう、わたしたちは日本の女だから、欧米の女とくらべて
人権がすくなくてもしかたないんだ」などと自分で言ったら、
それこそ「卑屈」というものだと思います。
そしてこういう態度こそが、コメント投稿者が大嫌いな
欧米コンプレックスなのではないかと、わたしは思いますよ。

かくして上記コメントのかた、なにを言いたいのかわからない上に、
単純ミスと思われることもあったりするのですよね。
コメントをしていてとても激昂したらしいことだけは伝わってきますよ。


わたしのブログは全体的には、欧米コンプレックスの強い人や、
上記コメントのような欧米コンプレックスの裏返しの人を意識した
戦略的な書きかたはしていると思います。

メインブログの7月15日エントリでお話したように、
欧米コンプレックスの強い人は、「日本こそ偉大」と思いたい気持ちと
「欧米から認められたい」という気持ちが混在しています。
そんな彼らは欧米の民主主義国から「日本は遅れている」とか
「日本はけしからん」と批判されることが、なにより嫌いだからです。

彼らは日本国内の市民団体やアジアの国から批判されているときは
軽視しますが、欧米の民主主義国から批判されると、
きゅうに聞き分けがよくなることがあります。
彼らの欧米コンプレックスを突くというのは、
現実の課題解決にも役に立つことが多いということです。


エントリからリンクされているわたしのエントリは、
人権問題という人類の普遍的な課題を扱っているのですよね。

「本当は怖い?日本の男性」
「本当は怖い?日本の男性(2)」

それを「欧米コンプレックスだ!」などと地域依存の問題として
扱おうとするのは、論点のすり替えだと思います。
そういう人こそ欧米に対して特別な感情があるか、
人権問題の普遍性が理解できないかの、どちらかなのでしょう。


関連エントリ:

「欧米コンプレックス哀歌」



posted by たんぽぽ at 23:45| Comment(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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