2014年06月28日

セクハラ野次・舛添の対応

東京都議会で塩村あやか議員がセクハラ野次を投げつけられた件ですが、
舛添要一知事がなにを言ったかを眺めておくことにします。
つぎのようにいくつかの記事に分散して出ています。

「都議会に批判1000件超 女性議員へ「産めないのか」発言」
(はてなブックマーク)
「舛添知事「釣られて笑った」 女性都議へのヤジを批判」
(はてなブックマーク)
「都議会ヤジ:女性蔑視、海外に波紋 五輪イメージダウンも」
(はてなブックマーク)
「「発言者特定を」議長不受理 知事「尊厳傷つけた」 都議会ヤジ巡り」
「「発言者特定を」議長不受理 知事「尊厳傷つけた」 都議会ヤジ巡り」(全文)


6月21日の朝日新聞が、上記の中ではいちばん詳しく出ているようです。
舛添要一知事の野次に対する最初の反応は、いっしょに笑みを浮かべたのですよ。

ヤジがあった18日の議場で舛添知事も笑みを浮かべた。
知事は「ヤジは聞こえなかった」と言い、
「(塩村)議員が笑い、 みんな笑ったので、釣られて笑った」と説明した。

セクハラ野次が飛んだとき議場に笑い声が響いたのですが、
舛添知事もその一員だったということです。
やはり舛添知事の女性観はそうなのかと思えてきますね。

本人は「ヤジは聞こえなかった」「釣られて笑った」と釈明しています。
いろいろとまゆ毛につばをつけたくなるかたもいそうですが、
「思わず釣られて笑う」というのはだれにでもありますから、
そういうことも考えられることは考えられますね。


その後は野次については批判的な見解をしめしてはいます。
ヤジについて舛添要一知事は「女性の尊厳を傷つけ許されない」と批判した。 
かなり批判が激しくなっていたので、自分も批判しなければまずいと
思ったのもあるのかもしれないです。

セクハラ野次の主を処分せよという動きももちろんあります。
舛添知事は処分には消極的なようで、言及を避けているのでした。
批判のポーズはしめしているけれど、追求はさほど積極的になれないか
興味がないということになりそうです。

舛添知事は定例会見で発言者の処分については
「議会にとやかく言う立場にない」と述べるにとどめた。

6月21日の毎日新聞には、国際オリンピック委員会が来日して、
委員たちを知事主催の昼食会に招くことに触れられています。

舛添知事は20日の定例記者会見で「一生懸命、東京の食材を使って
おいしいものを食べさせたって、『何だ、片一方でこんなことを
やってるじゃないか』って言われるのは非常に心外だ」と悔しさをにじませ、
「報道の皆さんにもしっかり、そういう監視役を続けていただきたい」と訴えた

そこで「悔しさをにじませ」るなら、最初に笑みを浮かべたのは
なんなのかと思うし、野次の批判追求もマスコミに任せていないで、
みずからももっと積極的になってしかるべきだと思いますよ。
「他人の過失のとばっちりを受けた」と言いたげな感がちょっとしますね。


そもそも舛添要一知事は、自分の過去のミソジニー発言やDVや
女性遍歴をどう考えているのかと思います。
それを差し置いて「女性の尊厳を傷つけ許されない」なんて
言ったところで、しらじらしいだけだと思うからです。

「舛添要一のミソジニー」
「舛添要一のDVと女性遍歴」

そう思っていたら、デンマークの新聞が取り上げているようです。


デンマーク語のメディアなのであまり拡散はしていないと思います。
それでも舛添都知事の過去の女性蔑視が、外国人の知るところとなれば、
「都知事もセクハラ野次を投げた人たちとおなじ側ではないか」
となって、イメージダウンに輪をかけることになるでしょう。


posted by たんぽぽ at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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