舛添要一知事がなにを言ったかを眺めておくことにします。
つぎのようにいくつかの記事に分散して出ています。
「都議会に批判1000件超 女性議員へ「産めないのか」発言」
(はてなブックマーク)
「舛添知事「釣られて笑った」 女性都議へのヤジを批判」
(はてなブックマーク)
「都議会ヤジ:女性蔑視、海外に波紋 五輪イメージダウンも」
(はてなブックマーク)
「「発言者特定を」議長不受理 知事「尊厳傷つけた」 都議会ヤジ巡り」
「「発言者特定を」議長不受理 知事「尊厳傷つけた」 都議会ヤジ巡り」(全文)
6月21日の朝日新聞が、上記の中ではいちばん詳しく出ているようです。
舛添要一知事の野次に対する最初の反応は、いっしょに笑みを浮かべたのですよ。
ヤジがあった18日の議場で舛添知事も笑みを浮かべた。
知事は「ヤジは聞こえなかった」と言い、
「(塩村)議員が笑い、 みんな笑ったので、釣られて笑った」と説明した。
セクハラ野次が飛んだとき議場に笑い声が響いたのですが、
舛添知事もその一員だったということです。
やはり舛添知事の女性観はそうなのかと思えてきますね。
本人は「ヤジは聞こえなかった」「釣られて笑った」と釈明しています。
いろいろとまゆ毛につばをつけたくなるかたもいそうですが、
「思わず釣られて笑う」というのはだれにでもありますから、
そういうことも考えられることは考えられますね。
その後は野次については批判的な見解をしめしてはいます。
ヤジについて舛添要一知事は「女性の尊厳を傷つけ許されない」と批判した。かなり批判が激しくなっていたので、自分も批判しなければまずいと
思ったのもあるのかもしれないです。
セクハラ野次の主を処分せよという動きももちろんあります。
舛添知事は処分には消極的なようで、言及を避けているのでした。
批判のポーズはしめしているけれど、追求はさほど積極的になれないか
興味がないということになりそうです。
舛添知事は定例会見で発言者の処分については
「議会にとやかく言う立場にない」と述べるにとどめた。
6月21日の毎日新聞には、国際オリンピック委員会が来日して、
委員たちを知事主催の昼食会に招くことに触れられています。
舛添知事は20日の定例記者会見で「一生懸命、東京の食材を使って
おいしいものを食べさせたって、『何だ、片一方でこんなことを
やってるじゃないか』って言われるのは非常に心外だ」と悔しさをにじませ、
「報道の皆さんにもしっかり、そういう監視役を続けていただきたい」と訴えた
そこで「悔しさをにじませ」るなら、最初に笑みを浮かべたのは
なんなのかと思うし、野次の批判追求もマスコミに任せていないで、
みずからももっと積極的になってしかるべきだと思いますよ。
「他人の過失のとばっちりを受けた」と言いたげな感がちょっとしますね。
そもそも舛添要一知事は、自分の過去のミソジニー発言やDVや
女性遍歴をどう考えているのかと思います。
それを差し置いて「女性の尊厳を傷つけ許されない」なんて
言ったところで、しらじらしいだけだと思うからです。
「舛添要一のミソジニー」
「舛添要一のDVと女性遍歴」
そう思っていたら、デンマークの新聞が取り上げているようです。
都議会ヤジの件、デンの新聞でも取り上げられていますが、この件だけではなく、現東京都知事の「女性は生理があるから政治家には向かない」発言や以前の閣僚の「産む機械」など数々の失言をあげ、男女平等という点ではまだまだ課題がある、と紹介。http://t.co/E9Ut8eVX9X
— Kenske L.K (@ken_cph) 2014年6月24日
都知事の「女は生理のときはノーマルじゃない。そんなときに国政の重要な決定、戦争をやるかどうかなんてことを判断されてはたまらない。」もそのまま引用されてます。
— Kenske L.K (@ken_cph) 2014年6月24日
デンマーク語のメディアなのであまり拡散はしていないと思います。
それでも舛添都知事の過去の女性蔑視が、外国人の知るところとなれば、
「都知事もセクハラ野次を投げた人たちとおなじ側ではないか」
となって、イメージダウンに輪をかけることになるでしょう。