選択的夫婦別姓についてのNAVERまとめを見て行きます。
「「選択的夫婦別姓」反対派・賛成派がよく挙げる理屈の矛盾・問題点まとめ」
「選択的夫婦別姓のまとめ」
「選択的夫婦別姓のまとめ(2)」
「選択的夫婦別姓のまとめ(3)」
「選択的夫婦別姓のまとめ(4)」
「選択的夫婦別姓のまとめ(5)」
今回はこれです。
子どものことを持ち出すのも「お約束」ですね。
>「夫婦別姓だと子供が可哀想!子供の精神状態が心配!」
>「子供はどっちの姓を名乗ればいいのかわからなくて混乱する!」
両親が夫婦別姓でも親きょうだいで苗字が違っていても、
子どもにべつだん問題がないことは、繰り返し言われています。
別姓家族の親御さんからも、子ども本人からの声もあります。
子どもにとっては物心ついたときから、夫婦別姓の家庭にいるので、
「そういうもの」と思って疑問を持たないということですね。
「反対派の精神構造と思考構造 子どもがかわいそう?」
「別姓夫婦の子どもたち」
「夫婦別姓・未来予想図」
「朝日の投書」
「子どもがかわいそう」と考えるのは、「自分にとって異常だから、
子どもにとっても異常でありかわいそうに違いない」とか、
「子どもの精神状態に悪影響だ」とか考えるのだろうと思います。
自分の偏見を他人の子どもに転化しているのだと思います。
子どもの苗字については、いくつか案がありますが、
どれも子どもが産まれる前に決めることになっています。
よって子どもが産まれたときは、すでに苗字が決まっているのであり、
「どちらの苗字を名乗ればいいのかわからない」ことはないと思いますよ。
「子どもの苗字の扱い」
子どもが成人するときに、あらためてどちらの苗字を名乗るか
選択できるという案もあります。
これも選択が必要であれば、自分で判断できる年齢なのですから、
「どちらの苗字を名乗るかで混乱する」ことはないでしょうね。
むかし「親が夫婦別姓であることを嫌がっている子どもが多い」
という調査をした選択別姓の反対派(非共存派)がいました。
これはすでに夫婦同姓の家庭に育ってある程度大きくなった子どもに、
両親がきゅうに別姓になったらどうなるか?と訊いているのですよね。
「別の調査」
「そうそう、出典は明らかに・・・ん?」
多くの場合は結婚するときに、すでに夫婦別姓を選択するでしょうから、
子どもが産まれる前から夫婦別姓だった家庭を調査しなければ、
意味がないことだと思います。
選択的夫婦別姓の導入と聞くと、夫婦同姓を続けてきた家庭が
あるとき夫婦別姓になることを連想する人もいるようです。
そうした人たちにとってイメージしやすいのは、
「いま自分の両親が夫婦別姓になったら」なのでしょう。
そうしたイメージに即した調査ではあったと言えます。
ほかに夫婦別姓を導入すると、少年犯罪が増える、
などと主張する反対派(非共存派)もいたりします。
これは近年に少年犯罪が増えたという事実自体がないことを
しめしておくことにします。
「反対派の精神構造と思考構造 少年犯罪は本当に増えたか?」
別姓夫婦の子どもにリスクがひとつだけあるとしたら、
選択的夫婦別姓の反対派(非共存派)に会うことだと思います。
彼らは別姓の家族に偏見を持っていて、子どもがかわいそうだと
思っていますから、そんな人が別姓家族の子どもに接したら、
どんな嫌な思いをさせるかわからないからです。
「わたる世間は鬼ばかり」とまではいかないにしても、
世の中はいい人間ばかりではなく、選択別姓反対派(非共存派)のような、
悪い人間や危険な人間もいるのだということを、
子どもがある程度の歳になったら教えてあげることも、
もしかすると親のたいせつな役目かもしれないですね。