「「選択的夫婦別姓」反対派・賛成派がよく挙げる理屈の矛盾・問題点まとめ」
「選択的夫婦別姓のまとめ」
「選択的夫婦別姓のまとめ(2)」
「選択的夫婦別姓のまとめ(3)」
今回はつぎの反対論を見ていきます。
ここからは副見出しとして「妄想をこじらせた結果」と書いてありますよ。
▼妄想をこじらせた結果 >これは2009年に民主党が政権を取るすこし前から
夫婦別姓は外国人と結婚しやすくするための売国法だ!」
出て来た反対派の主張だろうと思います。
むかしからはなかったものだと思います。
日本人と外国人が結婚する国際結婚は、原則は夫婦別姓になります。
これは外国人に日本の戸籍がないので、苗字がそのままになるからです。
つまりいまのままでも夫婦別姓が認められているということです。
「国際結婚と苗字」
苗字に関するなにも手続きをしなければ夫婦別姓のままです。
夫婦同姓にするには6ヶ月以内に手続きをする必要があります。
6ヶ月すぎてから夫婦同姓にすることもできますが、
このときは家庭裁判所の認可が必要になります。
選択的夫婦別姓を認めるかどうかというのは、
もっぱら日本人どうしの結婚のときのお話ということです。
外国人が日本人と結婚する場合には関係ないし、
おそらくほとんどの外国人は興味もないことだと思います。
選択的夫婦別姓が認められたところで、外国人と結婚しやすくなる
ということなど、ぜんぜんないということです。
「外国人が結婚しやすくなる」というのは、
国際結婚の常識を知らないがゆえ、ということになるでしょう。
それにしても、なぜに夫婦別姓が認められると
外国人と結婚しやすくなると思う人が結構いるのかと思うところです。
わたしが想像するに、これを言っている反対論者は、
外国人=中国人、韓国人というイメージなのではないかと思います。
そして中国や韓国は夫婦別姓の国だから、
日本で夫婦別姓が認められると、彼らの習慣を日本でも行なえて
都合がいいとでも思っているのかもしれないです。
むかし「レコードチャイナ」に、選択的夫婦別姓が認められると、
中国人にとって福音などと書いていた記事があったのですよ。
中途半端に中国や韓国のことは知っているけれど、
日本人が国際結婚をすることに関してはまったく知らなかったわけです。
じつにお恥ずかしいお話だと思います。
「国際結婚に関する反対派の認識」