これによると男性の結婚願望が減っているという調査結果が出たのでした。
「男性の結婚願望、大幅に低下した県…何でだろ?」
(はてなブックマーク)
オリジナルの資料はこちらです。
「奈良県子育て実態調査結果の概要について」
「「奈良県子育て実態調査」結果のポイント」
2008年にも同様の調査を行なって、2013年の調査結果と比較しています。
「いずれ結婚するつもり」と答えた独身男性は今回は67.1%で、
前回の83.7%から16.6ポイント減っています。
「一生結婚するつもりはない」は、8.2%から13.8%と
5.6ポイント増えていて、また「結婚に利点がある」は
65.9%から59.9%と6.0ポイント減っています。
2008年のときより、独身男性が結婚から離れていることがわかります。
これは年収が低下して専業主婦の妻を養うことが難しくなったとか、
男性にも非正規雇用が増えて雇用が不安定になったなど、
安定した経済基盤が持てないことが原因だろうと思います。
「絶食系男子が増えている(2)」
ところが、奈良県の子育て支援課は、独身男性が結婚から
離れている理由が「わからない」というのですよ。
課の担当者は「婚活や、異性とのコミュニケーション能力アップを支援して、
結婚の魅力を知ってもらうしかない」とも言っていたりします。
こんな認識ではぜんぜんだめだと、わたしは思ったですよ。
こういう認識の人は、実際にはたくさんいるのかもしれないです。
コミュニケーション能力向上のために、男子学生と女子学生とのあいだで
会話の練習させるなんて大学の授業でやる先生が出てくるのも、
こうした認識が背景のひとつにありそうですね。
「お国のために恋愛しろ?」