育児休暇取得率を100%にする、という方針を立てたのですよ。
そして、実際に男性全員の育休取得が実現した(!?)というので、
すこしニュースになったのでした。
「男性全員に育児休暇取得させる 日本生命が本年度から実施」
「日生が男性育休取得100% 大企業では異例」
4月9日エントリでお話したように、男性の育児休暇の取得率は2%以下です。
そうした中にあって、どうやって取得率を100%にしたのかと思うところですが、
なんと休暇を取ったのが1日から1週間程度というかたが多いのですよ。
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実際の取得期間は、1日だけの人もいたが、
多くは土日の休みも組み合わせて数日から1週間程度だったという。
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土日も組み合わせて休暇を取ったかたもいるとありますから、
実質1日だけとか数日だけという人ばかり、という感じになりそうです。
これは「育児休暇を取った」ということにするための
「アリバイ作り」のために、格好だけ休んだという感じですね。
社員にしてみれば、会社の指示でやむをえず「取らされた」ということなのでしょう。
「なあんだ」という感じです。
男性がごくふつうに育児休暇を取るまでの道は、まだまだ険しそうですね。
それでもこのような「アリバイ作り」のための休暇取得でも、
ぜんぜんないよりは、ずっとましなのだろうと思います。
ただ、実質数日の休暇だけであっても
「男性社員に育児休暇100%」
が売り宣伝になるような時代になったのはひとつの進歩だと思います。
あくまでイメージだけとは言え
「男は仕事(だけ)、女は(外で働いていても)家では家事育児」から
「男も仕事だけじゃなく育児もやって当然」
というように家庭観生活観の意識が移っていると言うことかもしれません。
>実際には「赤ちゃんの世話だけでも大変なのにパパのお昼ご飯まで
>考えないといけないから、却ってうざい」位に思ったご家庭も
>あるかもしれないですね(^^ゞ
ありそうですね(苦笑)。
1日とか数日でしたら、「育児休暇」という名目でも
実際には子どもとかかわらず、普段の休日とおなじように
過ごしたことは考えられますしね。
>「男性社員に育児休暇100%」
>が売り宣伝になるような時代になったのはひとつの進歩だと思います
現状をかんがみれば、ないよりはずっとましなのですからね。
「アリバイ作り」のような休暇取得でも、進歩ではあるのだとわたしも思います。