「兵頭新児」氏と名乗る選択別姓の反対派(非共存派)と思われるかたが、
コメントをしているのですよ。
(エントリをアップロードしてだいぶ時間が経ってからのコメントなので、
ブログ管理者は放置しているようです。)
「選択的夫婦別姓制度について」
このかたは、
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>でも、『法律上の婚姻関係において、離婚に至ったカップルはすべて同姓なのであった!
これはジョークでおっしゃってるんですよね?
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などと言っているのですが、これはジョークではなく本当のことですよ。
日本国には法律上の婚姻関係にあるかたは、すべて夫婦同姓なのですから、
離婚した法律婚夫婦はかならず夫婦同姓になります。
言いたいことは、非共存派が「夫婦別姓を認めると離婚が増える」と
あまりに騒ぐので、夫婦同姓でも離婚はたくさんあるということです。
離婚するかどうかに、夫婦別姓も夫婦同姓も関係ないということです。
説得力があるかどうかは、「異性愛者への12の質問」の言わんとしていることが
理解できるくらいのかたでしたら、じゅうぶんわかることだと思います。
頑迷きわまりない非共存派は理解しないと予想されますが、
彼らはなにを言っても聞く耳持たないのは、これに限ったことではないので、
上記引用部分だけの問題ということではないですね。
また
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それと別な肩が質問なさっている「子供の立場はどうなるのか」について
ちゃんとお答えになった方がいいかと。
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とも言っています。(「別な肩」ではなく「別な方」ですね。)
子どものことはエントリの主旨と関係ないという批判が、まずありますね。
子どものことなんてこれまでにさんざん議論されていることです。
気になるなら自分で調べればいいと思いますよ。
いまだからではなく、2010年6月の時点で「なにをいまさら」のお話です。
「子どもがかわいそう?」
この「兵頭新児」というかたは、以下のトゥゲッターのコメント欄に
出てくる「hyodoshinji」とおなじかたと思われます。
メインブログの2月8日エントリで紹介したまとめで、
長谷川三千子氏が「こうした「性別役割分担」は、哺乳動物の一員である
人間にとって、きわめて自然」などと言ったので、それに反証したものです。
「霊長類学者の考察する「性的役割分担論」」
このまとめに出てくる「兵頭新児」はすさまじいですよ。
最新の研究成果や複数の専門書を参照している霊長類学の専門家の意見の前で、
むかし読んだ子ども向けの事典の知識を出して、
誇らしげになっているというのが、「とんでも」な人や
あまり知性的でない人にありがちで、「絵に描いたよう」です。
ほかのかたたちは生物学的な見地からコメントしていて、
だれもフェミニズムのお話などしていないというのに、
ひとりで長谷川三千子氏の批判者たちを「フェミ」ということにして、
ひたすらコメントを続けているのも「いかにも」という感じです。
よって「兵頭新児」のコメントは見当違いのものとなり、
コメント欄の議論をとても非生産的なものにしています。
ようするにこの人は、自分のあたまの中で「フェミ」のイメージを作って、
それを攻撃するという、「わら人形たたき」をしているのでしょう。
「兵頭新児」は典型的な「反フェミ」ということだと思います。