書いた記事があるので、ご紹介したいと思います。
「未届け」の住民票を取り上げるのは、かなりめずらしいかもしれないです。
よいところに注目したと思います。
「事実婚、消える法律婚との差?メリットの多さに関心高まる「妻(未届)」」
「未届け」の住民票は、婚姻届けを出さない事実婚夫婦が
夫婦関係にあることをしめすために使われるもので、一種の準婚と言えます。
これによって法律婚とまったくおなじでないにしても、
かなりのことについて法律婚と同等の法的権利が得られるようになります。
事実婚で認められる権利については、こちらのサイトをご覧ください。
「事実婚で認められる権利・義務」
「未届け」の住民票は、結構むかしからあったもので、
夫婦別姓問題に関心のあるかたは、ご存知のことと思います。
ところが記事著者も怪訝な顔をされたとあったりして、
一般のあいだでは「なにそれ?」というかたも多いのかもしれないです。
記事の見出しに「メリットの多さに関心高まる「妻(未届)」」と
あるのですが、最近になって「未届け」が注目されているのでしょうか?
付記1:
婚姻届けを出すことを「入籍」と書いたらまちがいでしょう。
法律のお話なのですし、ましてや「入籍」という表現に敏感な人の多い
夫婦別姓に関係する話題なのですから、なおさら注意を払いたいとことです。
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「事実婚」とは、当人同士の意思により、入籍はしないけれど
社会的には入籍をしている夫婦と同様の状態にある2人のことを指す。
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付記2:
事実婚も夫婦別姓のうちですよ。
事実婚にしたら必然的に夫婦別姓になります。
通称使用も夫婦別姓のうちですから、夫婦別姓と事実婚が同義でないのはたしかですが。
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「夫婦別姓」と混同されることもあるが、夫婦別姓は「婚姻届」を出しており、
通称として職場などでは旧姓を使うものであり、事実婚とは異なる。
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「未届け」の住民票という、ほとんど話題にならないことを
取り上げてくれたのはとてもよかったのですが、
記述に不正確なところがあってせっかくの記事がいささか残念になっています。