2014年01月02日

ウガンダの反同性愛法

同性結婚が認められるのがグローバルスタンダードというのは、
じつは欧米やオセアニアなどの民主主義国のお話なのですよね。
アフリカの開発途上国などでは同性愛に対して
厳罰を課す国がとても多いのが現状です。

アフリカのウガンダでは、昨年の12月に「反同性愛法」が議会を通過したのでした。
違反者に対する最高刑は終身刑となっています。
(現行法でも長期の禁固刑が課せられます。)
法案が可決するには、このあと大統領の署名が必要なのですが、
おそらくはほぼ「既定路線」なのだろうと思います。

「ウガンダで「反同性愛法案」通過、違反者に終身刑も」



反同性愛法の推進派は、つぎのような主張を展開しているのですよ。
自分たちの偏見に抵触するものが入ってくると、
欧米文化の侵略だとか、家族破壊だとか騒ぐのは、
どこの国でも見られる現象なのかもしれないです。
http://www.cnn.co.jp/world/35041823.html
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欧米のライフスタイルによって同国の家族単位が破壊される恐れがあると
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これは日本もあまり人ごととは言えないですね。
夫婦別姓に反対する人たち(非共存派)は、夫婦別姓で家族が破壊されるとか、
欧米文化による日本の伝統の破壊だ(夫婦同姓こそ欧米からの輸入なのに)
とか言っていて、おなじようなものだからです。
こういうのは「他山の石」にしたいものです。


ウガンダでは2012年の暮れにも、反同性愛法の成立は
議会の議長が「クリスマスプレゼントだ」などと言って意欲的でした。
それから1年以上経っているわけで、まがりなりにも
「先送り」にはなっていたのだと思います。

「ウガンダの反同性愛法案、議長「クリスマスギフトとして可決を」」

またウガンダでは、同性愛者の撲滅をめざす活動を繰り広げている
ソロモン・マレという牧師が、最近注目されているらしいです。
つぎに記事を紹介しておきます。

「英国人同性愛者の裁判で注目集める反同性愛活動の牧師、ウガンダ」


posted by たんぽぽ at 21:35| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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