それを見ると「夫が家事をやったら、あら探しをしたりだめなところを
批判するのではなく、できるだけ褒めるようにする」のようなことが、
書いてあることが多いのではないかと思います。
実際、男性のかたから「ほめてもらうとうれしくて
もっとやりたいと思うようになるから、夫に家事をやらせるためには
妻たちはほめるのがよい戦略だ」と言う主旨のコメントがあるのですね。
https://twitter.com/Isaacsaso/status/404204605518528512
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俺が料理をしたり掃除をしたりすると、妻は「美味しい」「上手」と褒めてくれる。
それが嬉しくてせいが出る好循環に入っている。
夫の家事の出来なさを批判する妻は戦略ミスをしている、
そんな事をして優位に立っても夫のモチベーションを下げるだけ。
多少のアラには目をつぶって好循環を作りだせ。
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多くの男性は家事をやってこないできたという現状を考えれば、
そうした男性たちに家事をやらせるという目前の課題の解決のためには、
「あえてほめてあげる」のは、「戦略」としては妥当なのだと思います。
それでも女性としては、理不尽に感じるものがあると思います。
男性が家事が苦手なのは、「家事は女の仕事」という社会通念があるので、
家事をせずにすんできたためであり、本来男性自身の問題であるからです。
「なんで女が気を遣ってやらねばならないの?」と思うかたもいるでしょう。
https://twitter.com/YuhkaUno/status/404253324787974145
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これって、その男の親が息子に家事を身につけさせなかった尻拭いを
妻がやらされてるってことだと思う。文句言うんなら妻の前にまず自分の親に
「なんで家事のやり方を教えてくれなかったんだ!」言うべき。/
https://twitter.com/Isaacsaso/status/404204605518528512 …
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ところが上述のツイートに対して、男女を逆にしたら
おなじように「そうだそうだ」と言うのか?と言うかたがいるのですよ。
https://twitter.com/dancing_eel/status/404258672747876352
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↓に対する反応なわけだが、男女逆で考えてみればわかると思うんだがねぇ。
妻が家事が下手な場合に、夫が妻を叱り飛ばして褒めず
『家事を教えてくれなかった親の責任だから文句言うならまずは
お前の親に言え!』って言い出したら、そうだそうだと納得するのかね。
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「そうだそうだ」とはならないですよ。
「家事は女の仕事」という社会通念に対する反発が出ると思います。
家事に対する要求のされかたが男女で非対称なのですから、
単純に男女を入れ替えても成り立たないのはあきらかでしょう。
ようするに「家事ができてあたりまえ」という状況と
「家事なんてやらないてきてあたりまえ」という状況とでは
「家事を教えてくれなかった親に文句を言え」と言われることの意味合いが、
とうぜん違ってくるということです。
>実家にいたころから普通にやってました
それはすばらしいです。
その時点で差がつく人も少なからずいるので。
>夫婦なら同レベルの基準なはず
その「はず」が「はず」でない人たちが、
残念ながらまだまだいるようです。
国際比較すると、とくに日本は
家事時間の男女差が大きいです。
http://taraxacum.seesaa.net/article/450229296.html
コメントありがとうございます。
>昔は家庭科が女子だけだった
そうなのですよね。
いまの50代以上くらいのかたは、
学校で家事をする機会に
とぼしかったのでした。
それ以下の世代は家庭科も
男女共学ですが、前の時代から
つちかわれてきたジェンダー的因襲の影響は
いかんともしがたいのかもしれないです。
高校は1994年からです。
男女共修の一番上の世代は、
40代ということになります。
いちおう社会の中堅層に入り始めたと
言えるかもしれないです。
それでも共修は平成に入ってからなので、
歴史が浅いと言えば浅いと思います。
家庭科が男女べつだった世代は、
まだまだ健在の「現役世代」です。
家庭科の男女共修がはじまったのが、
それくらい「最近」だとも言えます。