言うようになった経緯についてお話しました。
そのときご紹介した記事の2ページ目は夫婦別姓のお話になっています。
ここで著者自身の「結婚」史について書いてあるのですが、
これが別姓夫婦を実践する際のノウハウが凝縮されていると
言っていいような多彩な内容になっているのですよ。
「「入籍」は間違い、正しい「戸籍と婚姻」と「夫婦別姓」についても知ろう!」
これから夫婦別姓を実践しようというかたにも、参考になることと思います。
すでに夫婦別姓問題にくわしいかたには、よくご存知のことと思いますが、
それでも一通り読んでおくと知識の整理になるかもしれないです。
簡単に列記すると
1. 20代:家賃を節約するために「彼氏と同居」
2. 30代:マンションを共有名義にする必要から「未届けの住民票」
3. 40代:おたがいの家族や相続、病気を意識して「婚姻届けを提出して通称使用」
となっています。
年齢が上がるにしたがって、「同居」「事実婚」「通称使用」と変化しています。
結婚にともなう権利がだんだんと必要になってくるので、
公的な手続きによって婚姻を認められるようにしているのでしょう。
ようは自分のニーズに合わせて制度を利用すればよいということですね。
「未届け」の住民票は別姓夫婦を実践なさっているかたが
よく行なう方法で、これが一般的な「事実婚状態」と言えるでしょう。
著者のかたは「住民票婚」と呼んでいて、これはよさげなネーミングですね。
婚姻届けを出すのは「戸籍婚」と呼んでいます。
「住民票婚」は、著者のかたも「わりとおすすめの方法」と書いていて、
現時点で夫婦別姓を実践しながら、夫婦であることの証明が必要な場合の、
もっとも効果的な方法だと思います。
通称使用をするようになったのは、2006年からパスポートの旧姓並記が
認められる範囲が拡大したことがあるとあります。
「職場で通称を使っている」「業務上の渡航である」
「通称使用が仕事に必要である」の3つを書類で証明する必要がありますが、
このとき職種に関係なく認められることになったのでした。
「パスポートの旧姓併記」
著者もパスポートは「身分証明書の王様的存在」と書いていますが、
両方の苗字が並記できるパスポートがあるというのは、
通称使用をしたいかたにとって便利なことだと思います。
コラムの著者は深澤真紀氏。
かの有名な「草食男子」ということばを作ったかたです。
深澤真紀(ふかさわ・まき)
1967年、東京生まれ。コラムニスト・編集者。
2006年に「草食男子」や「肉食女子」を命名、
「草食男子」は2009年流行語大賞トップテンを受賞。
雑誌やウェブ媒体での連載のほか、情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)の
金曜コメンテーターも務める。近著に『ダメをみがく:“女子”の呪いを解く方法』
(津村記久子との共著、紀伊國屋書店)など。
選択的夫婦別姓を実現させて、
その「大変さ」を解消させたいものです。