その名は「婚活・街コン推進議員連盟」です。
いったいなにをやっているんだ?というのが、わたしの率直な感想です。
「自民に「婚活・街コン推進議連」」
「「婚活・街コン議連」設立…会長は小池百合子氏」
会長は小池百合子氏で、ほかに森雅子氏、野田聖子氏、
田村憲久氏といったメンバーが参加しています。
会長の小池百合子元防衛相のほか、森雅子少子化担当相、
野田聖子総務会長、田村憲久厚生労働相ら約30人が加入。
各地の街コンの視察などを通じ、開催促進に必要な施策の提言を目指す。
婚活の推進を目指す議連の設立は野党を含めて初めてという。
自民党の「少子化危機突破タスクフォース」も婚活を支援することを
具体的な取り組みのひとつとして掲げていますが、
これとはまったくべつの動きだと思います。
でも発想はまったくおなじですね。
何度も言っていることですが、きょうびの若い人たちが結婚しないのは
雇用や収入が不安定といった生活の心配が大きいのですよね。
出会いの機会をいくら作っても、生活の心配が解決しないかぎり
結婚する人は増えてはいかないだろうと思います。
こないだお話した「お国のために恋愛しろ」もそうですが、
本来なら政治や社会が解決することを、個人の責任に転嫁する風潮が
すっかり定着しているのかもしれないです。
こういう見当違いの方向にばかり熱をあげているようでは、
少子化対策が進まないのはもちろん、肝心の若い世代の人たちの生活も
なかなか改善しないだろうと思います。
産経の記事には「婚活の推進を目指す議連の設立は野党を含めて初めて」
と書いてあるのですが、それはそうだろうと思います。
こんなけったいなこと、国会議員がわざわざ議連を作って
やることではないだろうと思います。
それより政治や社会で解決する問題を手がけることが、彼らの仕事ですね。
記事の最後にこんなジョークが出たことが紹介されているのですよ。
いかにも取ってつけたようで、わたしには笑えないです。
自身も独身の宮川典子衆院議員は「この議連が昔からあれば、
私も34歳まで独身じゃなくてすんだのでは…」と笑いを誘った。
>税金の無駄遣い
まったくですね。
野田聖子もよくこんなものに手を突っ込むと思います。