同性愛を受け入れるかという世論調査を、
世界各国から39カ国を選び出して行なったのでした。
それを紹介したいと思います。
「同性愛への姿勢に世界で温度差、日本は年齢で隔たり=調査」
「同性愛への姿勢 日本では年齢・ジェンダーで差異が」
「The Global Divide on Homosexuality」
ここでお話したいのは、日本の調査結果です。
ロイターの記事の見出しにも、「日本」と書かれているように、
特筆するべき結果となっているからです。
アジア太平洋地域の国ぐにの結果は、つぎのようです。
同性愛に寛容な国から不寛容な国まで幅広く分布しているのですが、
日本は同性愛を受け入れるというかたが54%で、
世界全体から見て中程度となっています。
ほかの地域の調査対象国も含めた結果は以下です。
日本で特徴的なのは、世代間の格差がとても大きいことです。
若年層のほうが同性愛に寛容で、高齢層が不寛容なのは、
どこの国でもそうなのですが、日本はこの傾向がとくに顕著になっています。
30歳未満にかぎると、同性愛を受け入れるかたは83%で、
欧米の民主主義国とくらべても、同程度の水準になっています。
50歳以上では約40%で、韓国の全体と同程度です。
これらが平均されて、全体では世界で中程度となっているわけです。
http://d.hatena.ne.jp/miyakichi/20130605/p4
日本では、同性愛を支持するとの回答は全体では54%だが、
30歳未満では83%、50歳以上では約40%と、
年齢による開きが顕著となっている。
具体的になにがあったのかはわからないですが、
近年になって、同性愛に対するカチカンや受け止められかたが
急激に変わってきたということなのでしょう。
日本社会は同性愛を受け入れつつある状態と言えると思います。
日本はこと人権に関しては、お粗末なことが多いのですが、
同性愛に対する寛容さに限っては、10年か20年ののちには、
欧米の民主主義国並みになることが予想されます。
(同性愛の権利が、法的に保障されるようになるかどうかは、
べつなのではありますが。)
たまごどんの親世代は、ピーターで化物扱いでしたですよ。
こちらにコメント、まことにありがとうございます。
おネエタレントやピーターは、同性愛者ではないと思いますよ。
これらの人たちは、トランスジェンダーに近いことになると思います。
日本社会は高齢層では性的少数者に対する理解がとぼしく、
近年になって急速に受け入れられるなにかがあったことは
たしかそうですね。
よい意味で「他人のことには関知しない」
という人が増えたことはあると思います。
それに加えて、同性愛に対する理解が
まがりなりに浸透したことも、
あるだろうと思います。