2013年04月08日

女性管理職5%で積極的

東芝が女性管理職の割合を、2年後までに5%に引き上げる計画を発表しました。
現在は3.7%で、人数にして100人ほど増やすとあります。

「東芝、国内の女性管理職割合を2015年までに5%に引き上げる計画」

記事は短いので全文を引用します。
「女性が活躍できる場を広げたい」とか「女性を積極的に登用」とか
書いてありますね。

東芝は、国内の女性管理職の割合を2015年までに5%に引き上げ、
100人程度増やす計画を策定した。

東芝は、国内における課長級以上の管理職に占める女性の比率を、
2012年の3.7%から、2015年に5%まで引き上げる計画を策定した。
目標が達成されれば、2012年に、およそ270人だった女性管理職は、
100人程度増える見通し。

東芝は、能力と意欲のある女性が活躍できる場を広げたいとしている。
製造業は、サービス業に比べて、女性の活躍の場が限られる傾向にあったが、
最近では、日産自動車も女性管理職の比率を引き上げる方針を決めるなど、
優秀な女性を積極的に登用するケースが出始めている。


それにしても、女性管理職の割合を高だか5%にするくらいで
「積極的に登用」と言われて、ニュースになるというのは、
どれだけ女性管理職がめずらしいのかと思います。
情けないやら、恥ずかしいやらですよ。
日本社会のジェンダー格差の大きさが、あらためて伝わってきます。

日本企業に女性の管理職がすくないのは、よく言われることです。
欧米の民主主義国の企業では3割から4割以上ですが、
日本では1割程度に留まっていて、大きく差がついています。

図3 女性管理職割合の国際比較

2009年のデータによると、日本企業の女性管理職の割合は10.2%ですから、
東芝の目標値5%は、それよりまだまだすくないことになります。
日本企業の女性管理職はただでさえすくない上に、
メーカなのでなおさらすくない、ということですね。


posted by たんぽぽ at 06:36| Comment(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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