書いた記事があるので、ご紹介したいと思います。
このエントリの意見は、わたしはすっかり同意というわけではないのですが、
それでも参考になることはあると思います。
「党員もまじめに」
エントリの内容は、要約するとつぎの3つになると思います。
1. 「党の存亡」などと言いすぎない
2. 時代の流れを気にしすぎない
3. 見せるべきはまじめな姿勢
1.について。
いまの民主党が、危機的状況にあるのはたしかだと思います。
自民党がかりにつまづいても、支持は維新やみんなの党に流れそうです。
民主党に戻ってくる支持はすくないでしょう。
なので、民主党は今後「再登場できないかもしれない」という可能性は、
念頭に置いてしかるべきことだと思います。
それでも、あまり「党の存亡の危機」と言いすぎると、
民主党にあきれている国民が「そうなら民主党を死に追い込んで
やろうではないか」と考えることはあるかもしれないです。
危機感を持つ必要はありますが、だからといって危機的状況を
強調しすぎるのは、たしかに考えものなのかもしれないです。
2.について。
民主党は「時代の流れ」を気にしすぎるところがあると、わたしも思います。
(都市部の浮動票に支持を頼るところが大きいので、
ある程度はやむをえないことなのだと思いますが。)
そうやって流されるから、「ろばを担いだ親子」になったりして、
かえって収拾がつかなくなるのでしょう。
「ある程度きちんとした問題認識ができていて、
それに権威があれば、時代の流れからずれていたって、
時代が追いついてくるものじゃないかと思います」
というご指摘はごもっともだと思います。
むしろ、自分たちから時代の流れを作る、自分たちに時代を
付いて来させる、くらいの意気込みが必要でしょう。
そして、民主党にはそうすることができるだけの、
理念や政策がちゃんとあるのだと、わたしは思いますよ。
3.について。
信頼を取り戻すいちばん確実な方法は、地道な努力でしょうね。
よい意味で「どう見られているか」を考える必要があると思います。
>「野田除名」発言について
3月5日エントリでお話した、「野田前首相を除名しろ」発言
については、「安直な政局談義」と批判しています。
わたしも、この「野田除名」発言は賛成できないのですが、
過激な意見が、新聞記事で強調されたところはありそうです。
「選挙区の封建領主をとびこして、組織的に上に意見をする
機会の全くない政党」という指摘もあります。
これは前にご紹介したツイートでも、「地方の活動家が
党中央の幹部に直接意見を言う機会など殆どありません」と、
おなじ指摘があったのでした。
野田除名論は、やはりこのような状況で飛び出した発言
ということでもあるのでしょう。