2013年02月25日

だれがレッテルを貼った?

2月24日エントリでご紹介したコメントの続き。

「調査結果からは制度に批判的な層の実像は見えない」

コメントの最後につぎのことが書いてあるのですが、
「レッテルを貼り続けて、そのレッテルの向こうにいる
生身の人間を見ようともしてなかった」という賛成派は
どこにいるのか?というのが、ここでの問題です。

 
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選択的夫婦別氏制度を批判している層の中心は
ネットで議論をしている層ではなく、高齢者です。
高齢者層はどういう点を重視し、どのような考えで批判的なのか、
よく調べる必要がある気がします。

『社会運動のとまどい』ではバックラッシャーを
「バックラッシュ=粗暴な差別主義者=旧態然としたオヤジ」と
決めつけレッテルを貼り続けて、そのレッテルの向こうにいる
生身の人間を見ようともしてなかったことが批判的に取り上げられています。
本件も同様ではないでしょうか。
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わたしについては、選択別姓の反対派とはいかなる人たちなのか、
精神・思考構造をはじめ対処方法まで含めて、
いろいろとケンキューしているつもりですよ。
「敵を知り己を知れば百戦危うしからず」ということばがあります。
反対派の生身の姿を描き出すことは、彼らと対峙する上で
とても重要なことだと考えるからです。

そして、別姓反対派に「レッテルを貼って、生身の人間を
見ようとしなかった」人たちは、どこにいるのか?なのですが、
わたしの限られた見聞では、そういう人は見たことないですよ。

むかしのネットの選択別姓の市民団体の人たちは、
反対派に理解をしめそうとしすぎて、かえってそこに
つけ込まれて、悪影響をもたらしたくらいです。
彼女たちは「相手のカチカンを尊重すれば、かならず理解をしめす」
というドグマに陥っていたので、その意味でなら
反対派の生身の姿を見ようとしなかった、とは言えます。


posted by たんぽぽ at 23:14| Comment(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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