2013年02月25日

同姓派男性の自分の問題(2)

2月23日エントリで、選択別姓の導入にともなって、
同姓派男性にも「自分の問題」がある、というお話をしました。
この事情を端的に表わしているのが、以下のツイートだと思います。

https://twitter.com/mey_mya_chujy/status/304146042037882880
選択的夫婦別姓反対派の多数は60歳以上と男性なのか…
これから新しく結婚しなさそうな層と、
通常は姓を変えない側の方が反対ってそりゃないわ……
「自分は変える必要ないけど他人には変えさせたいと思っている」
ってことじゃん。なんだよ、それ…



ある種の男性にとっては、結婚とは相手の女性が
自分の苗字に改姓するものだろうと思います。
そうでなければ、結婚した気にならない男の人もいるでしょう。
相手の女性が改姓をしたくないと言い出すと、
不満そうになる男性も、すくなからずいると思います。

つまり彼らはまさに「自分は変える必要ないけど他人には
変えさせたいと思っている」からこそ、選択制であっても
反対するということにほかならないわけです。
世論調査でも、若年層より高齢層のほうが、
そして女性よりも男性のほうが反対が多いのであり、
こうした精神構造が反映されていることになります。


ところで、一般に選択別姓の是非は、「他人の夫婦別姓を
認められるか?」という問題として考えられます。
同姓にしたい人は、いままで通り同姓にできるのだから、
選択制に反対する人は他人の家庭事情に
首を突っ込む「不寛容にして出しゃばり」となります。

ところが自分は改姓しないで、相手の女性に改姓させたいと
考えている男性が、自分が反対するのは「不寛容にして出しゃばり」
だからではないと釈明するのを、聞いたことがないです。
彼らも「不寛容にして出しゃばり」と思われるのは、
きっと不本意で不愉快だと思うのですが、それにもかかわらずです。

おそらく彼らも「自分は改姓しないで、相手の女性に
改姓させたい」などと考えるのが独善的で差別的だと、
わかっているのかもしれないです。
それをはっきり言われるくらいなら、
「不寛容にして出しゃばり」と思われることに
甘んじていたほうがまだまし、ということなのかもしれないです。


posted by たんぽぽ at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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