2013年02月21日

小沢一郎に責任がある?

2月7日なので、すこし前の記事ですが、
民主党が昨年12月の総選挙の敗因分析をしてます。
歴代の首相・代表による「失敗の連鎖」が原因だとしています。
政権運営のどこがだめだったかを考察するのは、絶対に必要なことなので、
こうした分析をするのは、好ましいことだと思います。

「民主党:「失敗の連鎖」が敗因」


 
記事によると、「失敗の連鎖」とは具体的には、つぎのことだとしています。
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鳩山由紀夫元首相が泥沼化させた米軍普天間飛行場の移設問題
▽菅直人元首相が10年参院選前に突然打ち出した消費増税方針
▽小沢一郎元代表の「政治とカネ」の問題−−を列挙し、
野党時代から党運営を主導してきた「トロイカ」
(鳩山、菅、小沢3氏)をなで切り
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「普天間」と「消費税」はともかく、「政治とカネ」を
ここに列挙するのは筋が違うのではないかと、わたしは思います。
小沢一郎の政治資金については、なにも問題はなく、
のちの裁判で無罪だったことがしめされています。
本来なら政権・党執行部は小沢氏を弁護する立場だったはずです。

むしろこれは世論に流されて筋を通さずに、
小沢氏に処分をすることで、目先の批判をかわそうとした、
菅政権・党執行部に大きな責任があることになります。
小沢氏は理不尽な扱いを受けたのに、あたかも責任者であるかのように
扱うのはお門違いというものでしょう。

もちろん「政治とカネ」の問題が、菅政権・党執行部の責任として
扱われるならよい、というか積極的に問題視することです。
ところが「「トロイカ」(鳩山、菅、小沢3氏)をなで切り」と
記事にあるので、たぶん小沢氏を責任者扱いしていそうです。
(記事を書いた人が勘違いしている可能性も、ないとは言わないけれど。)


不当に被害を受けたはずの小沢氏に「責任」があると
考えているようでは、3年ほどの政権運営に対する
民主党の反省は、まだまだふじゅうぶんと言わざるを得ないです。

posted by たんぽぽ at 07:31| Comment(0) | 政治・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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