とてもショッキングな予想があります。
イギリスの経済誌『エコノミスト』の予想です。
「世界で最も悲惨な2050年迎える国は日本 英の経済誌予測」
なぜ悲惨なのかというと、「超高齢化社会」のためです。
日本は将来、世界史上ほかに例を見ない、高齢化社会になるそうです。
その中でも、世界で最も悲惨な2050年を迎えるのが
「超々高齢化社会」に苦しむ日本である。
〈2050年までには、被扶養者数と労働年齢の成人数が肩を並べるだろう。
過去を振り返っても、このような状況に直面した社会は存在しない。
中位数年齢(*注)が52.7歳まで上昇した日本は、
世界史上最も高齢化の進んだ社会となるはずだ〉
日本ではずいぶん前から、少子高齢化社会が来ることは
言われていて、その対策の必要性が叫ばれていました。
そしてその具体的な対策も、くりかえし議論されてきたのでした。
ところがそれにもかかわらず、歴代の政権は、
少子化対策にまったく無策同然で、
なにもせずに放置してきたと言っていいくらいでした。
団塊ジュニア世代が出産適齢期を過ぎたいま、
少子化対策を行なって人口回復が見込める時期は、
すでに過ぎてしまったと言われています。
まさに政府の無策ぶりの産物と言わざるをえないでしょう。
そういえば日本は、子ども手当てや高校無償化に対してさえ、
強い反発のある国です。
そう考えると日本は、本当は少子化対策なんて、
やりたくない国なのかもしれないです。
それではというので、今後は人口が減少して、
高齢化社会となることを前提として、それに応じた対策を
立てているのかというと、それもなにもやっていなかったりします。
このままいけば、『エコノミスト』の予想通り、
日本は2050年には、世界でいちばん悲惨な国になるでしょう。
大半の日本人は、このまま悲惨な国になってもいいと思っている、
ということなのでしょうか?