新年のあいさつで「同性愛は脅威だ」などと言ったのでした。
「「同性婚は人類の未来にとって脅威」、新年にローマ法王」
(はてなブックマーク)
なんでも、子どもの教育において異性愛の夫婦が重要で、
同性愛は伝統的な家族のありかたへの脅威だ、と言うのです。
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同性婚が「人類の未来」を損ねるとして、
伝統的家族の在り方に対する脅威の1つだと表明した。
「(異性婚は)単なる社会的慣例ではなく、
あらゆる社会の根本を支えるものだ」とし、
「子どもの教育において、適切な家族形態は極めて重要」だと
伝統的家族の重要性を強調した。
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同性愛の家族だと、「ふつう」と異なるから、
子どもにとってきっとよくないことが起きるだろう、
くらいの考えなのでしょうか。
あるいは、同性愛のカップルは、自分たちだけで
子どもを作れないから、将来的に影響が出る、
という発想もあるのかもしれないです。
そういえば、日本でも伝統的家族が大事だという人たちは、
「夫婦別姓の家族だと子どもがいじめられるなど、
悪影響が出る」などという主張を展開しています。
「伝統的家族」の好きな人の発想は、
どこへ行ってもおなじようなのかもしれないです。
同性愛者は皆、好き好んで同性愛者になったわけではないのに、その存在を否定するのは酷い。
自分自身が同性愛者であることで悩んでいる青少年に悪影響を与えていますね。
同性愛者になるのは、胎児期に浴びたホルモンに
原因があると言われていて、産まれつきのものですからね。
ご指摘の通り、自分で選んでなるのではないし、
自分の意思で変えられるものではないわけですね。
ローマ教皇という宗教的権威者が、
このような偏見にもとづいたことを言うのは、
たしかに悪影響であり、そのほうが脅威的でしょうね。