国際感覚がゆたかになるので、排外・国粋主義に敏感であり、
批判的になるのではないかと考えるかたも
いらっしゃるかもしれないです。
ところがこの予想にまったく反して、外国にくわしいかたに限って、
排外・国粋主義に走っている人を、ときどき見かけるので
びっくりすることがあります。
外国にくわしい排外・国粋主義者となるいきさつは、
いくつかあるのでしょうが、そのひとつとして、
つぎのようなパターンがあるのではないかと思います。
このケースは、日本人の男性にかぎられますが、
それまで差別を受けたことがなかったがゆえに、
きゅうに差別を受けたがゆえのショックで国粋主義に走る、
というのは、たしかにありそうですね。
https://twitter.com/matt_a_thorn/status/154454477200572416
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日本人男性で海外に行って、生まれて初めて差別を受けて、
憤って日本に帰ってナショナリズムに走ったりする。
エリートであればあるほど、差別を受けることにショックを受けるらしい。
東大出身であろうと海外に行けば、
ただの英語をまとめに喋れない東洋人の坊や/おっさん。
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北欧にくわしい、武田竜夫氏も『福祉国家の闘い』なんて
本を書いていて、このパターンではないかと、
ちょっと思ったりしています。
http://www.bk1.jp/review/0000048925
はからずもバックラッシュに利用されるという、
悪い影響を与えてしまったのですが。
http://lacrima09.web.fc2.com/teardrops/against/sweden.html