2011年10月03日

女性専用車両反対の男性

女性専用車両についてのアンケート調査があります。
東京23区内のビジネスパーソン1000人が対象です。

「女性専用車両に「反対」 男性の2割に」

賛成は女性が66.5%で、男性が50.2%、
反対は女性が4.4%で男性が21.1%となっています。
女性の3分の2、男性でも半分以上が賛成していて、
女性専用車両は結構理解されていると言えるでしょう。
男女の数値の差は予想通りですね。

 
記事の最後のほうで、反対の男性の意見が紹介されていて、
これがいささか引っかかるのです。

「他の車両が大混雑してるのに、
女性専用車両がガラガラなときには本当に頭に来る。
専用車両があるなら、女は全員そっちに乗って欲しい。
外国なら、こんなバカバカしいルールは通るはずがない。
日本人のオトコが大人しいからって図々しすぎる」

女性専用車両のほうが混んでいることもあるのですが、
こうしたときはどのように考えるのでしょうか。
それから、外国は痴漢そのものがほとんどいないです。


「僕が使ってる私鉄にも専用車はできたけど、
それまで痴漢が出たなんて話、聞いたこともなかった。
えん罪は怖いけど、根本的な問題は混雑率があまりに高すぎるから。
鉄道会社が小手先でごまかしているように思えて仕方がないですよ」

満員電車の痴漢は、かなりの女性が経験していると思います。
「聞いたこともなかった」はいささかナイーブだと思いますが、
多くの男性の認識は、こんなものなのでしょうか。

「小手先でごまかしている」という意見に対しては、
女性専用車両は、かならずしも望ましくないけれど、
現状で採りうるもっとも効果的な手段だから、導入されるわけです。
不満ならそれこそ「対案を出せ」、でしょう。


いちばん根本的な問題は、痴漢が多いことなのですが、
ふたりの男性とも、これについては言及がなかったですね。


posted by たんぽぽ at 22:12| Comment(2) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは! ヨス(@yossense)です。

前々から思っていたのですが都会の電車にある「女性専用車両」って妙です。今回はこの変な電車についてちょっと考察してみようと思います。実際のところ、この女性専用車両というものは地方にはないので、私にとっては身近でも、現実感も全然ないです。でもこの「女性専用車両」の存在自体にすっごくイヤな感じがします。

その理由はなんでやろー?って考えてみました。私の導いた答えはこちらです。

「男性=痴漢容疑者」というくくりで一緒くたにされてるやんっ!

この視点から見ると100%男性差別ですね。「男性客 = 痴漢をするから一部車両には乗せない」は、「女性社員 = 結婚退職するから役職をつけない」という構図と同じです。

痴漢加害者のほとんどが男性で、被害者はほとんどが女性というデータから導かれる「統計的差別」からくる性差別ですね(→ ややこしっ!)。
Posted by ヨッセンス at 2017年03月12日 01:24
ヨスさま、いらっしゃいませ。
わたしのブログにようこそお越しくださりました。

>「男性=痴漢容疑者」というくくりで一緒くたにされてるやんっ!

それは女性専用車両に反対する人がよく言うけれど、
その理屈だと、防犯カメラを設置している商店は
「客=窃盗容疑者」というくくりで、
いっしょくたにしていることになりますよ。

でも防犯カメラを設置していることに対して、
そのようなクレームをする人はいないですね。
一般に防犯対策に対して、「特定の属性をひとくくりにしている」と
言う人がいるのは、女性専用車両以外にないと思います。


>この視点から見ると100%男性差別ですね。

女性専用車両の存在は、「それだけ女性が
性被害にあいやすい」ことの現われであり、
女性が差別されている、ということだと思います。

女性専用車両があるのは、国際的に見ても、
インドとかイスラム圏とか、性暴力が深刻なところとか、
女性が差別されているところにありますし。
Posted by たんぽぽ at 2017年03月12日 16:28
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